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 MotoGP第6戦スペインGPの予選がヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで行われ、MotoGPクラスでフロントロウを獲得したフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が会見に出席し、予選を振り返るとともに決勝レースへの展望を語った。

■フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)/予選:ポールポジション

「全てが完ぺきだったから、これまでで最高のラップだったと思う。攻めてもミスをしなかった。こういう風に攻めたら、いつもはちょっとワイドに行ってしまうんだけど、今日は全部がパーフェクトだったよ。」

「(Q1でクラッシュし右肩を強打した)ポルティマオでレースができたのはラッキーだった。バイクのとてもいい感じ、ブレーキングでのフィーリングが戻ってきたんだ。それで今週をうまく始めることができた。セッションごとに少しずつ改善していったし、フリー走行4回目でもフィーリングがとてもよかったんだ」

「このサーキットは、ファビオ(・クアルタラロ)がとても強いけれど、昨日に比べて、ペースの面で彼とのギャップを縮めている。フリー走行4回目は、スピードと安定感という面で、とてもよかった。明日はいい戦いができると思う。とはいえ、予想してしまうにはまだ早い。ファビオはこの週末、安定していて速い。それに、レースのコンディションも少し違うだろうから」

■ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/予選:2番手

「(ヘレスでの)5回連続のポールポジションはできなかったし、遠かったね。ペッコは素晴らしいタイムを出した。正直なところ、今日のコースコンディションは暑くてびっくりしたよ。フリー走行3回目と4回目ではユーズドタイヤを使ってとてもいいペースを刻んでいたと思う。だから、明日は優勝争いができると思っているんだ」

「ただ、コンディションは全く違うだろう。Moto3、Moto2クラスのレースのあと、こういうサーキットでは暑さによって全く(コンディションが)変わるということを知っている。でも昨年はレースでとても素晴らしいフィーリングがあって、僕はとても速かった。だからいい結果を出す可能性があると思う」

「(独走で優勝した前戦ポルトガルGPとは)違う。ポルティマオでは、ここ(ヘレス)よりもすぐ、とてもいい感触があった。ここではとてもいいペースがあるけれど、すぐにギャップを築けるほどのペースではないと思うんだ。ただ、もし小さな集団にすることができれば、そのあとレース中盤か終盤に争えるだろう。少なくとも、表彰台を争うペースはあると思う」

■アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)/予選:3番手

「とてもうれしいよ。昨日のフリー走行1回目から、リヤにミディアムタイヤを履いてとても強く速いと感じていたんだ。でも、ソフトタイヤを履くと、かなりのチャタリングが出て、速く走れなかったんだ」

「だから、ペースには満足しているし、それに予選でのラップタイムにも満足している。ペッコにはおめでとうと言いたい。このカテゴリーで差をつけるのはとても難しいことなんだ。彼のラップは完ぺきだった」

「僕たちは明日に向けて準備ができている。サーキットは観客であふれるだろう。ここはシーズンの中でも最高のサーキットの一つだ。ヘレスにたくさんのファンが詰めかけていた以前を思い出すよ。とても特別なレースになるだろう。明日はいい結果になることを願っている」

「もちろん、明日は(ペッコとファビオとの)優勝争いに挑戦するよ。ミディアムタイヤを履いたときのペッコとの差が小さくなることを期待している。そしてファビオは日曜日、ここでいつも、すごく速かった」

「ただ、フリー走行を少し分析すると、僕は20周以上したリヤタイヤで1分37秒後半のタイムを出しているんだ。彼らとの差はそんなに大きくはない。僕はベストを尽くすし、最後まで彼らとの争いに挑むよ。確かに、彼らが言うように天候やMoto2クラスのレース後で大変なレースになるだろうけれどね。ただ、楽しむ、そして優勝争いをする準備はできている」