4月29日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているラウル・フェルナンデス（テック3KTMファクトリー・レーシング）は、4月29日～5月1日に開催される第6戦スペインGPを、怪我により欠場することとなった。
今年からMotoGPクラスに参戦しているルーキーのフェルナンデスは、4月23日に行われた第5戦ポルトガルGPの予選Q1で今季3度目の転倒を喫して右手を強打。ウォームアップ走行前にメディカルチェックを受けた結果、骨折がないことが確認されたが、出走許可が下りず決勝レースを欠場した。
そして一週間後の4月29日、今回の第6戦スペインGPに参戦するため、フリー走行1回目の前にメディカルセンターを訪れ、メディカルチェックを受けた。しかし、医師からレース出走に適さないと判断されたため、2戦連続で欠場することとなった。
そのため、テック3KTMファクトリー・レーシングは今年Moto2クラスからともに昇格してきたレミー・ガードナーのみの参戦となる。
「あらゆる手段を試したけど、医者は僕がレースに出るのを安全とは思っていない。今の目標は、リハビリを継続して、できるだけ早く100％回復することだよ」とフェルナンデスはコメントした。
「僕は本当にヘレスでレースをしたかったし、ファンの前でレースをして彼らの応援を感じることができないのは残念だ。今度はル・マン（第7戦フランスGP）について考える時だ。チームにとって非常に重要なレースだからね」
