4月22日、MotoGP第5戦ポルトガルGPのフリー走行1回目、2回目がポルトガルのアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベで行われ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が雨のセッションとなった初日を総合トップで終えた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は17番手だった。
ポルトガルGPの初日は朝から雨天となり、フリー走行1回目はウエットコンディションで行われた。気温13度、路面温度12度で、気温、路面温度ともに低い状況。このコンディションの中、序盤はマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がトップに立ち、母国グランプリとなるミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)が2番手につける。
開始15分、一時2番手につけた中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が9コーナーでクラッシュ。高速コーナーでのクラッシュではあったが、ピットに戻り走行を再開していることから大きな怪我はなかったようだ。
セッション中盤にはマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)がトップに立つも、残り時間5分を切ってマルク・マルケスが再びトップタイムをマークする。マルク・マルケスは最後のラップでさらに自己ベストを更新して1分50秒666を記録し、トップでこのセッションを終えた。
2番手はやはり最後に自己ベストを更新したジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、3番手はベゼッチだった。4番手にはヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)、5番手にはオリベイラが続いている。中上は転倒後も走行を続行し、15番手だった。
■FP2:レプソル・ホンダがトップ2
フリー走行2回目もウエットで、気温、路面温度ともにフリー走行1回目からほぼ変わらず低いコンディションでセッションが行われた。
序盤にトップタイムをマークしたのはポル・エスパルガロ(レプソル・ホンダ・チーム)がトップ、2番手にはマルク・マルケスが続き、レプソル・ホンダ・チームの二人がトップ2につける。
このセッションでは雨量も多くフルウエットというコンディションもあってか、フリー走行1回目の自己ベストを更新するライダーは少なく、ポル・エスパルガロがトップで終えた。マルク・マルケスも2番手をキープし、3番手はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(WithUヤマハRNF・MotoGPチーム)。4番手は序盤に転倒を喫したバニャイアがつけ、5番手はホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)だった。
初日総合としてはマルク・マルケスがトップ。2番手がポル・エスパルガロ、3番手がミルで、フリー走行2回目の中盤に激しいクラッシュを喫したベゼッチが4番手、ザルコが5番手だった。中上は17番手。ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は20番手で初日を終えているが、ヤマハライダーの中ではアンドレア・ドヴィツィオーゾ(WithUヤマハRNF・MotoGPチーム)の14番手が最上位と、ヤマハが全体として下位に沈んでいる。