日本国内で2020年に発生した狂犬病患者の報告

1957年以降, 日本国内では狂犬病輸入症例として1970年に1例, 2006年に2例が報告されている1-3)。14年ぶりとなる2020年に狂犬病患者が確認されたため, その臨床経過を報告する。 症例:30代, 男性 主訴:発熱, 異常行動 現病歴:フィリピンからの来日3カ月後に両足首の痛みを訴え, 発症2日後には腰痛も出現したため, 鎮痛剤…

性善説に基づく出産一時金42万円等 健康保険を外国人が乱用

中国にも健康保険はあるが手厚い制度ではない Imaginechina/AFLO 「国民皆保険」がいつの間にか外国人に有利な制度として“活用”され、医療現場で疑問の声があがっている。その現状をフリーライターの清水典之氏がレポートする。 * * * 都内の総合病院で受付業務をしている事務員の男性が、こんな体験を話す。 「高…

京大薬学・金子研・薬物依存

大麻の危険性 最近よくマスコミや捜査当局から大麻について意見を求められますので、ここに1人の薬理学者としての見解を表明しておきます(2018年9月発表、2021年5月一部データ更新)。 大麻に含まれるΔ9-テトラヒドロカンナビノール(以下、THC)は脳内のカンナビノイドCB1受容体を刺激することで、快楽、幻覚、鎮静、…

狂犬病と世界の発生状況|公益社団法人大阪府獣医師会

日本での発生は?世界では? 1958年(昭和32年)以降、日本での発生はありませんが、1970年に旅行先のネパールで犬に咬まれた邦人男性が帰国後発症し亡くなった事例があります。 また、2006年11月にはフィリピンからの帰国者2名が相次いで狂犬病を発症しています。 一方、世界では今なお多くの国で狂犬…