公開日:2022/05/28 11:20 更新日:2022/05/28 11:20
日本野球機構(NPB)は27日、2021年に戦力外、現役引退選手の進路調査結果を発表した。
昨季の143人の平均年齢は27.8歳、同在籍年数は7.3年。17年から過去5年間で最も若く、年数も最短となった。
一方、育成契約選手数は5年間で急増。17年は10人だったのに対し、21年は35人に膨れ上がった。
巨人、広島、ソフトバンクが採用する「三軍制」の普及も主な要因のひとつ。選手の経験や出場機会を増やす目的で浸透しつつある。
ただ、昨オフは25人の育成選手が戦力外、自由契約となってユニホームを脱いだ。球団が大量契約と大量解雇を繰り返す原因にもなっている。
21年のドラフトで巨人が指名したのは、支配下7人、育成10人。ソフトバンクは支配下5人と少なかったが、育成は14人と驚異的な多さだった。
「安く買っては使い捨て」の傾向はますます強くなり、近年は上位指名でも、早期の戦力外は珍しくなくなった。
今月16日、元巨人の小野仁被告が窃盗罪で懲役3年の判決を受けた。小野は1996年ドラフト2位で巨人に入団。
昨年からスーパーで酒を窃盗し換金していた。他にも引退後に食うに困り、犯罪に手を染めたり、身を持ち崩すケースが後を絶たない。
NPBが公表したアンケートによれば、若手選手の66.1%が引退後の進路に「不安がある」と回答したという
(昨年の「みやざきフェニックス・リーグ」参加選手213人中、186人が回答=平均年齢22.7歳、平均年俸625万円)。
プロ野球の「セカンドキャリア」はまだまだ厳しいといえそうだ。
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画像:窃盗罪で懲役3年の判決を受けた元巨人の小野仁被告
引用元: ・プロ野球進路調査で分かった短命&若年化 「選手を安く買っては使い捨て」更に加速 引退後に食うに困り、犯罪に手を染めるケース後絶たず [ラッコ★]
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