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韓国のARスタートアップRECON Labsが、シリーズAで440万ドル(約5.6億円)を調達しました。同社はこの資金調達を、人員の増員と、2D画像の商品を3D表示にするプラットフォーム「PlicAR」の強化に充てる予定です。

今回のラウンドには、Kakao Ventures、Shinhan Capital、Lotte Ventures、Naver D2SFといったこれまでの支援者が参加しました。RECON Labsの総資金調達額は480万ドル(約6.1億円)に達しています。また、新たにKorea Investment Partners、Hanwha Techwin、Kakao Brainがこのラウンドに参加しました。

2D写真から3Dモデルに変換

韓国を拠点とするRECON Labsは、2019年設立。同社が手がけるPlicARは、専門的な3Dモデリングのスキルを必要とせずに3Dモデルを生成することが可能です。フォトグラメトリのアルゴリズムを活用して、商品の撮影した映像を自動的に3Dモデルに変換します。

このプラットフォームにより、小売業者は個別に3Dモデリング・プラットフォームを構築する必要がないため、時間の節約とコスト削減が可能になります。

既にPlicARは韓国の22社以上の中小企業が利用しています。RECON Labsによると、同社のプラットフォームはすでに1万点以上の2D製品を3Dコンテンツに変換しているとのこと。PlicARは、将来的にWebベースのサービスを通じて、3D資産のアップロードや閲覧、ダウンロード、販売、そして購入を可能にする、「Sketchfab」のような機能性とビジネスモデルを持つプラットフォームとなる予定です。

同社のCEOであるSeonghoon Ban氏は「同社がARとメタバース環境の両方に、あらゆるタイプの3Dアセットを提供できる状態にまで成長したい」と述べています。

(参考)ReconLabs, Virtual Reality Times

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