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幕末の1856(安政3)年、通商を求め下田沖に到着したタウンゼント・ハリスは、町の様子を見に上陸した士官たちが喜んだと日記に記した。「家屋はすべて新しく、清潔に見えた」(「日本滞在記」)。 しかし、江戸出府は遅々として進まない。いらだつハリスを慰めたのが、すばらしい景色と人々の暮らしの…