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<p>製鉄所で投降のウクライナ兵、「行方分からず」「連絡取れず」 家族が訴え</p><p>製鉄所で投降のウクライナ兵、「行方分からず」「連絡取れず」 家族が訴え</p><p>ウクライナ南部の港湾都市マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所に最後まで残って抗戦を続けていた兵士たちについて、居所に関する情報が一切、あるいはほとんどないとして、家族が不安を募らせている。</p><p>ロシア側は、アゾフスターリ製鉄所に立てこもっていた兵士たちを「ナチス」と呼ぶプロパガンダを展開しており、拘束された兵士たちの扱いについては重大な懸念が浮上している。 海兵隊員のボーイフレンドがアゾフスターリにいたというヤナさんは、匿名でCNNの取材に応じ、身の安全に関する不安を口にした。「彼からも、彼についても何の連絡もない。私たちが最後に連絡を取ったのは5月11日だった」 ウクライナ政府は、ボーイフレンドの居場所に関する情報を何も提供してくれないとヤナさんは訴える。 「彼のお母さんには(赤十字国際委員会=ICRCから)連絡があった。彼は生きているとだけ告げられた」(ヤナさん) ICRCは、捕虜が家族と連絡を取る手助けをする目的もあり、今月17日以来、アゾフスターリ製鉄所を出た戦闘員の登録にかかわっている。 「夫の声は穏やかでしっかりしていた。自分たちが拘束されている状況は大丈夫だと言い、いずれは荷物を受け取ることが許されるようになるかもしれないと話していた」とテチアナさん。この時は夫と10分ほど話し、また電話を試みると夫は告げたという。 しかし、その後は何の連絡もない状況が続いている。</p>