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AMDIntelは今年後半に、共に両社の最新技術を惜しみなく投入した新型CPUをリリースし、しのぎを削る予定だが、性能に関して、新たなリークによると一部AMDに分があるようだ。

この記事の要点
  • 産業用マザーボードメーカーのMiTACが、Intelの第13世代Raptor LakeデスクトップCPUがDDR5-5200までサポートする事を明らかにした。
  • 噂では、AMDはDDR5-5600までをサポートすると言われているため、これが事実ならばAMDは次世代CPUではメモリ面で優位になる可能性。

IntelはDDR5-5200、AMDはDDR5-5600までをサポートか?

188号氏(@momomo_us)によって、産業用マザーボードメーカーのMiTACが、同社のマザーボード「PH12ADI」の仕様内に、Intelの第13世代Raptor LakeデスクトップCPUがサポートする最大メモリ速度を記載していることが確認された

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それによると、Alder LakeでDDR5-4800までをサポートするのに対し、Raptor Lake Desktop CPUはDDR5-5200をサポートするまで強化されるとのことだ。Intelの両CPUはDDR4メモリ規格のサポートも継続しているが、今後、IntelとAMDはDDR5のサポートに本腰を入れるようだ。

これまでの報道では、IntelのRaptor LakeデスクトップCPUはDDR5-5600までをサポートすると推測されていたが、実際にはDDR5-5200までのサポートとなりそうだ。これはAlder Lakeに比べて8.3%最大メモリ速度が向上していることになるが、Ryzen 7000 Desktop CPUに搭載されるAMDのメモリコントローラは、DDR5-5600という最大メモリ速度を実現すると言われており、これが事実ならば、Ryzen 7000はRaptor Lakeに比べて、さらに8%メモリ性能面で優位に立つことになる。

さらに、AMDはEXPO(Ryzen Extended Profiles for Overclocking)技術に関して、AM5プラットフォームでのDDR5オーバークロックをいかに推進するか、非常に自信を見せている。

Raphaelの素晴らしい点の1つは、オーバークロックで大きな反響を呼びそうなことで、ちょっと置いておきますが、このオーバークロック仕様では、おそらく不可能だと思われていた速度が可能になるかもしれません。

Joseph Tao氏 – AMD Memory Enabling Manager

まとめると、現在、2022年のDDR5プラットフォームは、以下の通りだ。

  • Intel Alder Lake – DDR5-4800 (ネイティブ – 確認済み)
  • Intel Raptor Lake – DDR5-5200 (ネイティブ – 期待値)
  • AMD Ryzen 7000 – DDR5-5600 (ネイティブ – 予想)

この秋はIntelの第13世代Raptor LakeとAMDのRyzen 7000「Raphael」で熾烈な戦いが繰り広げられるだろう。

AMD RaphaelとIntel Raptor LakeデスクトップCPUの比較(噂に基づく)

CPUファミリー AMD Raphael (RPL-X) Intel Raptor Lake(RPL-S)
プロセスノード TSMC 5nm Intel 7
アーキテクチャ Zen 4(チップレット) Raptor Cove(Pコア)
Gracemont(Eコア)
コア/スレッド 最大16コア/32スレッド 最大24コア/32スレッド
合計L3キャッシュ 64 MB 36 MB
合計L2キャッシュ 16 MB 32 MB
トータルキャッシュ 80 MB 68 MB
最大クロック周波数 〜5.8 GHz? 〜5.8 GHz?
メモリサポート DDR5 DDR5 / DDR4
メモリチャネル 2チャンネル(2DPC) 2チャンネル(2DPC)
最大メモリ速度 DDR5-5600 DDR5-5200
DDR4-3200
プラットフォームサポート 600シリーズ(X670E / X670 / B650 / A620) 600シリーズ(Z690 / H670 / B650 / H610)
700シリーズ(Z790 / H770 / B760)
PCI Express 5.0 GPUとM.2の両方(Extremeチップセットのみ) GPUとM.2の両方(700シリーズのみ)
統合グラフィックス AMD RDNA 2 Intel Iris Xe
ソケット AM5(LGA 1718) LGA 1700/1800
TDP(最大) 170W(TDP)
230W(PPT)
125W(PL1)
240W +(PL2)
発売 2022年秋 2022後半