ポップなデザインを纏ったアートカー
2022年3月に発表されたBMWの新型8シリーズグランクーペと世界的なアーティスト「ジェフ・クーンズ」のコラボモデル「THE 8 JEFF KOONS」が、東京の六本木ヒルズにて展示された。
この限定車は新型M850i xDriveをベースにブルー、シルバー、イエロー、ブラックなど11種類のボディカラーが組み合わされ、ジェフ・クーンズの作品が持つポップな世界観を表現。こちらの塗装はBMWグループ本社のディンゴルフィンおよびランツフート工場のプロフェッショナルが、色見本をルーペで何度も確認しながら200時間以上かけて手作業で実施しており、生産台数は1週間に4台のみという非常に手の込んだ仕様だ。
インテリアにもマルチカラーのファインレザーが用いられ、カップホルダー・リッドにはエディションのレタリングとアーティストの署名が施される。
印象的なシートカラーのレッドとブルーは、コミックのスーパーヒーローのカラーであると同時に、BMWの高性能モデルであるBMW Mのカラーを反映しているという。
この車両は世界99台限定となりTHE 8 X JEFF KOONS正規仕様であることを証明するJeff Koons本人およびBMW AGの取締役会長であるオリバー・ツィプセ直筆の署名が入った証明書が添付される。
店舗やオンラインストアでの販売は行われず、日本独自の取り組みとして5月31日まで事前登録を実施し、専用のオークション・サイトにて6月16日(木)から6月27日(月)まで入札を実施する。
入札希望者は、専用サイトから個人情報の登録および身分証明書の提出をすることによって、期間中何度でも入札可能となる。6月27日(月)23:59時点での最高価格入札者に納車され、BMWジャパンは全額を寄付するとのことだ。
ノーマルの新型M840d xDriveグランクーペも展示
展示会場となった六本木ヒルズには、THE 8 X JEFF KOONSのほか屋外にノーマルの新型M840d xDriveグランクーペの姿も。高品質感や機能性を大幅に高めた新グレード「Exclusive M Sport(エクスクルーシブ・エム・スポーツ)」には、20インチのアロイホイールのほか、バイカラーのめりのレザーシート、ハンドメイドのクリスタル性シフトノブなどが標準装備される。
搭載されるエンジンは3リッターの直列6気筒ディーゼルツインターボ。最高出力319PS(235kW)/4400 rpm、最大トルク680Nm/1750-2250rpmを発揮。
フロントノーズやホイールセンターに奢られたBMW M50周年記念バッチが、8シリーズのエレガントな見た目に華を添えているようでとても印象的だった。
BMWではお馴染みとなった、高速道路での渋滞時ハンズオフ機能や、「OK,BMW」で起動するコネクティッド・ドライブ機能、直前に35km/h以下で走行したルートを最大50mまで記憶し、同じルートを正確にバックで戻ることができるリバースアシストなど、安全・運転支援機能は最新のBMW車に準じた仕様となっており、価格は1396万円~となっている。
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