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<p><市場発!>続く野菜の高値、今年の道産は大丈夫?:北海道新聞 どうしん電子版</p><p>続く野菜の高値、今年の道産は大丈夫?<市場発!>:北海道新聞 どうしん電子版</p><p>多くの野菜の価格が高値で推移しています。 昨夏の北海道では例年以上の暑さと干ばつで、ジャガイモやタマネギなどの野菜の収穫に大きな影響が出ました。その影響がいまなお続いているほか、本州以南の野菜産…</p><p>伊藤さんはダイコンを守るために、一つ決断をしたそうです。「このままではまずいと思って、5月半ばに畑にホースを引っ張ってきました。たっぷりと水をまいたんです」。もちろん、畑に水を注ぐ「灌水(かんすい)」には手間もコストもかかります。 取材の翌日に収穫するという畑から1本、抜いていただきました。まるまると太ったおいしそうなダイコンが出てきました。 畑をよく見ると、収穫済みの場所と収穫を遅らせている場所がありました。「畑は平らでなく、水分が集まりやすいところと、そうでないところがあります。水分が確保されていて、比較的生育が早く、収穫できると判断した場所から収穫しています」。灌水や収穫する畑の場所をこまめに調整することで、出荷量は例年並みを見込めるそうです。農業者の工夫で天候不順を切り抜け、出荷量を維持している様子でした。 市場でも「道産ダイコンへの切り替わりが進めば、少しずつ、ダイコンの価格も下がってくるのでは」(札幌みらい中央青果野菜二部の木下忠部長)とみています。 ただ、なかなか高値の解消まで時間がかかりそうな野菜もあります。ダイコンのほかの野菜についても、昨年と比べた価格動向を札幌市の調査からみていきたいと思います。</p>