| ボクとしては、もう少しナンバープレートを小さくしてくれると非常に助かる |
正直、日本のナンバープレートの形状、取り付けにかかる規則はまだ「マシ」だと思う
さて、アメリカでは19の州を除いてフロントにもナンバープレートを装着せねばなりませんが、そのいくつかの州では「デジタル」ナンバープレートの装着が許可されており、そして今回はカリフォルニア州で「ステッカー式のナンバープレートの装着が許可された」とのこと。
これまでは金属製のナンバープレートを、さらに金属製のブラケットや樹脂製の台座を使用したり、バンパーに直接穴を開けて装着する必要があったわけですが、今後はそういったことを気にしなくても済むようになったということですね。
その名は「フロントプレートラップ」
この「貼るだけ」ナンバープレートはフロントプレートラップと呼ばれており、2013年にカリフォルニア州にて上院法案第806号が通過して試験的に運用が開始されたそうですが、カリフォルニア州ハンティントンビーチの「ライセンスプレートラップ(LPW)」社が2015年からカリフォルニアハイウェイパトロール28台にて運用しており、その後テストに通過したことによってカリフォルニア州の住民も利用できるようになった、とのこと。
この「貼ることができる」ナンバープレートによって、エアインテークを隠さなくても良くなったり、せっかく自動車メーカーが最適化したエアロダイナミクスを阻害しなくてもよくなったりするわけですが、そもそもモデルによっては「貼るところがない」クルマもあり、これは「良し悪し」なのかもしれません。
この位置にフロントプレートラップを貼るのであれば、また金属製のプレートをフロント(センター)に装着したほうがいいのかも・・・。
けっこう「貼る」位置には苦労しているクルマも多そう。
なお、このフロントプレートラップを申請するには、LPWのウェブサイトにアクセスし、ナンバープレート情報を送信するだけだといい、8種類あるデザインから自分の趣味やクルマに合ったデザインを選ぶことができる、と報じられています。
ナンバープレートラップを紹介する動画はこちら
ナンバープレートの位置やサイズ、角度にはけっこう困ったりする
なお、世界的に見ると多くの国や地域にてフロントにナンバープレートを装着する必要があり、欧州だと横長タイプのナンバープレートをこういった感じで(ブガッティ・シロンに)装着する例も。※専用の台座が取り付けられている
おそらくはフロントグリルに装着すると「エアの吸入を妨げる」という理由にてこの位置になるのでしょうね。
ちなみにエアの吸入といった理由のほか、「位置(高さ)」の規定を満たすため、車高の低い車だと上の方に装着せねばならない例も。
このウラカンは金属製のプレートをバンパー上に貼っているのでかなり無理がある、ともいえそうです。
そのほか、レーダー(センサー)を隠さないようナンバープレートを上に上げる必要がある車種も存在し・・・。
フェラーリSF90ストラダーレだと、エアの流れを妨げないようにこの位置にナンバープレートを取り付ける必要があったり・・・。
フェラーリ458スペチアーレはフロントにナンバープレートを取り付けると「跳ね馬(プランシングホース)」が隠れてしまうため、そもそもナンバープレートを取り付けにくいデザインでもありますね。
反面、コルベット(C8)はナンバープレートを取り付けても美観を損なわないように設計されています(コルベットはこのほかにも、実用性を考慮した設計がなされている)。
なお、国や地域によっては「コンパクトな」ナンバープレートを選べることも。
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参照:Jalopnik, License Plate Wrap
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