今年2022年4月で入社6年目となったテレビ朝日の三谷紬アナウンサー。ニュース番組、バラエティ番組、そしてプロレスやサッカーがテーマのスポーツ番組まで幅広く活躍している。
そんな三谷アナがここ2年間取り組んできた“禁断”の企画が、ダイエット企画だ。
テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で繰り広げられてきたこの企画。現役の女性アナウンサー、それも局アナがダイエット企画に臨むことは非常に珍しく、2020年3月に公開された1本目の“ダイエット宣言”の動画は約192万回再生されるなど大きな話題を集めた。
その後もおよそ2年間にわたりさまざまな動画が配信され、その本数はじつに100本。総再生回数は約1550万回となっている。
そんな人気企画が、2022年4月をもってついに最終回を迎えた。最終回、すなわち、三谷アナがダイエットの目標を達成したのだ。
前述の1本目の動画の中で三谷アナが冗談まじりに話していた“ダイエットが成功したらやりたいこと“は、「ウェディングドレスを着て写真を撮ること」。
ということで、4月某日にその撮影が実施された。ウェディングドレスを初めて着てどんな思いを抱いたのか? 2年間のダイエット企画で新たに得た価値観なども含め、三谷アナが答えた。
◆「自分に甘いことは、良いこと」
「とにかく、着られた自分にびっくりしました。ああ、本当に痩せたんだなと(笑)」と、感慨深げに初めてウェディングドレスを着た感想を話した三谷アナ。
撮影に向けては、ダイエット企画における体重測定日の前と同じく節制していたそうで、撮影された写真をみて「その甲斐あったな、とホッとします」と一言。
「企画開始当初にちょっとふざけて言ったことを実現してくれたスタッフのみなさんに感謝しています。初めてのウェディングドレス、とても良い思い出になりました」と感謝と喜びも述べた。
企画開始当初の“マイナス10kg”という目標から“マイナス8kg”へと再設定したり、ダイエットに疲れて落ち込み時期を経験したり、大幅リバウンドもしてしまったりと、開始から1年間はさまざまな紆余曲折を経てきたこのダイエット企画。
後半1年間は具体的に目標を見直し、そこからゆっくり順調に痩せていって見事達成することが出来たが、三谷アナはこの2年間でこんな価値観を得たという。
三谷アナ:「“自分に甘いことは良いこと”というのを、この企画の中ですごく感じました。
自分に甘いから“2年も痩せられなかった”けれど(笑)、自分に甘いから『もうやめたい!』と思うほど追い込まない。ずるずるでも続けられたのは、そこがポイントだったと思います。
自分の理想に近づくためには少しの無理は必要だ、とこの28年生きてきて思っていましたが、どうやらそうではないみたいです。いつまでも甘やかしながら自分をうまく転がすことで成功に近づくと気付きました」
また、2年間のうちにすっかり自分に“ダイエット”のイメージがついたことも実感したという。
三谷アナ:「仕事で会う人会う人に、『ダイエットどう?』『何がいちばん痩せるの?』と声をかけていただいて嬉しかったです。2年もダイエットしていると、もうずっとダイエットしている人の印象なんでしょうね(笑)。怠惰だから2年も痩せられていなかっただけなのに…。
そんな私からダイエットの情報を得ようとしてくれるなんて!ということで、聞かれた際は“もういいよ…”と思われるくらいに情報を提供します(笑)」
◆「甘すぎてリバウンドしてしまわないように…」
こうして、長きにわたったダイエット企画を終えた三谷アナ。最後に“今後の新たな野望”について聞いた。
三谷アナ:「せっかく学んだダイエットの知識! ぜひそれを活かしていきたいですし、相談してくださる方がたくさんいるので、微力ではありますがそういった方々の力になりたいと思っています。
最大限甘やかして、『この先生本当になんにも厳しくなくて逆に大丈夫なの?』と思われるくらいの唯一無二の先生になってみたいです(笑)。
そのためには勉強もしないといけないし、何より自分に甘すぎてリバウンドしてしまわないように気をつけます!(笑)」
<撮影:長谷英史>