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<p>「牛のげっぷ」は宇宙から見てもはっきりとわかる</p><p>「牛のげっぷ」は宇宙から見てもはっきりとわかる</p><p>カナダの環境データ企業・GHGSatが、高度500kmを周回する高解像度衛星から、牧場で牛がげっぷした際にメタンガスが排出された様子が確認できたと発表しました。以前から指摘されていた「家畜からの温室効果ガスの排出」を宇宙から確認した貴重な例となります。</p><p>温室効果ガスの一種であるメタンガスは、家畜のげっぷが最大の発生源の1つとされています。畜産業はカリフォルニア州の主要産業の1つで、カリフォルニア州にいる140万頭の牛はアメリカ国内でも最大級のメタンガスの発生源とされており、法整備も進められています。また、飼料に少量の海藻を加えるなど、牛由来のメタンガスの排出量を削減するためのさまざまな手法がテストされていますが、畜産業界が目標を定めて新しい慣行を採用するには、牛のげっぷによるメタンガス排出量を正確に測定する必要があります。 GHGSatのセールスディレクターであるブロディ・ワイト氏は「衛星画像を用いて家畜からのメタン排出量を測定できたのは今回が初めてです」とコメント。ワイト氏によれば、衛星は指定された場所を20秒間飛行し、時間経過に伴う排出量の変化を示すスナップショットを作成可能で、牛のメタンガス排出量と食餌プログラムを組み合わせれば、畜産農家が牛のげっぷ由来のメタンガス排出を減らす努力のサポートも期待できるとのことです。 この記事のタイトルとURLをコピーする</p>