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「すばる」6月号(集英社)ロシアによるウクライナ侵攻から3カ月。戦禍の現実に胸を痛めながら、ふとある作家を思い出した。パレスチナ紛争を抱えるイスラエルに生まれたエトガル・ケレット(54)。彼は自爆テロや理不尽な暴力による死も描く。そんな陰鬱な題材なのに、随所にユーモアが息づいているのが…