Bentley Bentayga EWB
Azure First Edition
ベントレー第5のモデルに豪華仕様“アズール”を設定
ベントレーは、2022年5月10日に新型車「ベンテイガ EWB(エクステンディッド ホイールベース)」を発表。“ミュルザンヌの精神的な後継車”を謳うラグジュアリーSUVであり、通常のベンテイガ比で後席空間を180mm延長。広大な空間を活かし、まさしくミュルザンヌのように贅沢なショーファードリブンとしての役割も期待できる。フラッグシップサルーンの「フライングスパー」、2ドアクーペの「コンチネンタルGT」、オープン2ドアクーペの「コンチネンタルGT コンバーチブル」、ノーマル仕様の「ベンテイガ」に続く“第5のモデル”となる。
今回、ベントレーはこのベンテイガ EWBに、“アズール”の名を冠する豪華グレードをラインナップした。同時に、そのローンチを記念した特別仕様車「アズール ファーストエディション」を発売。職人の手作業で施した専用のステッチや刺繍をはじめ、ネイム製オーディオシステム、独自の22インチホイールなど豪華装備を盛り込んでいる。スペシャルモデルであることを証明する手作りのメタルプレートも装備した。
ちなみに“アズール”は、かつてベントレーが生産していた高級4シーターコンバーチブルの名称。マリナー仕様を設定し、顧客がおのおの好みに合わせてパーソナライゼーションを楽しむことができる贅沢なモデルだった。
「光るレザー」を採用したキャビン空間
今回のアズール ファーストエディションは、その優雅なムードを継承するような仕立てとなっている。フロントのロアバンバーには光沢のあるブライトウェイアを配し、給油口キャップにも宝石を散りばめたようなデザインを採り入れるなど、細かな部分まで艶やかな意匠が散りばめられた。
なんといっても特徴的なのが内装で、エレガントなキルティングシートや特別なコントラストステッチはもちろん、30色のLEDライトがキルティングレザーに開けられた細かな孔を通して照明演出を行う「ダイヤモンドイルミネーション」も目新しい。
リヤドアには自動クローズ機構を搭載
見栄えだけでなく機能面にも注力。ステアリングホイールヒーターや充実したドライバー支援機能を搭載するとともに、リヤドアにはベントレーとして初となる自動クローズ機構も標準装備。後席乗員がセンターコンソールにあるスイッチを操作すると、ショーファー代わりにリヤドアが自動で厳かにぱたり、と閉まる仕掛けとなっている。
さらに、イギリスの名門オーディオブランド、Naim Audio(ネイムオーディオ)と共同開発したサウンドシステムも採用。1720Wの大出力を得たシステムは、20個のスピーカーを通して劇場のような音響空間をキャビンに作り上げる。
ファーストエディションは12ヵ月の限定販売
外板色は、標準の16色に加えて特別色もラインナップし、60種類を超えるカラーパレットから好みの色味をチョイスすることが可能。もちろん、レザーのカラーやパイピング、ウッドパネルにも多彩なバリエーションを用意。ウォールナットやコアなどの美しい木目から、カーボンやアルミといったスポーティな加飾パネルまで幅広い選択肢を取り揃えている。
ベンテイガ EWBアズールの価格は3018万円。ファーストエディションは200万円の追加料金でオーダーすることができる。なお、ファーストエディション仕様は12ヵ月のみの限定販売である。