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<p>カラオケ店でミシンを貸し出し? その理由を聞いてみた! – ライブドアニュース</p><p>【好評】カラオケ店でミシン貸し出し、アイロンなどもレンタル可能 JOYSOUND池袋西口公園前店で実施しており、親会社であるブラザー工業の販売子会社の協力を得ているという。当初はコスプレ需要を見込んでいたが、女子高生や主婦など幅広い層が利用しているとのこと。</p><p>コロナ禍での生き残りを賭け、様々なサービスに工夫を凝らしているカラオケ業界。その中にあって、カラオケルームでミシンの貸し出しを行っている店舗があるという。なぜカラオケ店でミシン貸し出しが行われているの</p><p>か? JOYSOUNDを運営しているエクシングにその事情を聞いてみた。 ミシン。誤解のないように言っておくと、英語で言うところのソーイングマシン、針と糸で布を縫う機械の、普通のミシンである。そのミシンをカラオケルームで貸し出しているのは、JOYSOUND池袋西口公園前店。 普通に考えればカラオケとミシンに接点はない。だが接点を別にして考えると、カラオケルームの個室はミシン掛けに向いている面もある。 まず、1~2人用でもある程度の広さがある。何を縫うかにもよるが、ミシン掛けをするような縫い物は布地が大きい場合があるため、部屋は広いに越したことはない。 次いで、ミシンの音が周囲に掛ける迷惑を気にしなくていい。なにせ防音のカラオケルームである。 カラオケルーム内は多少薄暗いイメージはあるが、今は基本的には光量調節ができるので「暗すぎて作業できない」ということはない。 おまけに飲食物を頼むのも簡単である。BGMはかけ放題だ。 それにしてもなぜミシンなのか? JOYSOUNDを運営しているエクシングにその事情を聞いてみたところ、実はJOYSOUNDの親会社はミシンのメーカーであるブラザー工業だというのだ。 1986年、ブラザー工業はパソコンソフトの自動販売機「ソフトベンダーTAKERU」を展開した。この時のネットワーク構築が通信カラオケの元になったという。 今回のミシン貸し出しも、ブラザー工業の販売子会社であるブラザー販売に協力を得ている。 池袋を選んだのはコスプレイヤー需要を見込んでのことだが、それ以外の利用者も少なくないとのことだ。 今は安い商品も存在するとはいえ、名の通ったメーカー品ならやはり1~2万円から、高級機になればそれ以上するミシン。置き場も取るし、ミシン掛けする際には片付いた広い机が必要になる。 それを作業室込みで手軽に借りられるというのは、コスプレイヤーならずともありがたいところでなないだろうか。 なおJOYSOUND池袋西口公園前店のミシン貸し出しは、台数に限りがあるため、確実に使いたいなら事前に予約しておくことをお勧めする。アイロン、アイロンマット、布切りバサミ、糸切りバサミ、チャコペンを同時に借りることも可能だ。 コスプレ衣装、ちょっとした小物、フィギュア撮影用の布、大きめのドール服、子供の学校用雑巾、名前付け。気軽に予約して、ガンガン縫おう! >>>JOYSOUNDミシン貸し出し関連画像を全部見る(画像5点)なぜカラオケ店でミシン貸し出しが行われているのか? JOYSOUNDを運営しているエクシングにその事情を聞いてみた。 ──なぜカラオケ店でミシンを貸し出されることにしたのですか? エクシング コロナ禍でカラオケ業界が苦境に立たされるなか、カラオケルームで映画やアニメ、ライブ・ビューイングが楽しめるサービス「みるハコ」を展開するなど、歌うにとどまらない、カラオケルームの新たな活用法を提案してきました。本企画も、音響設備が整った個室という、カラオケならではの特性を生かし、ときには歌いながら、ときには好きなアーティストの映像を楽しんで頂きながら、自分だけのアトリエのように製作を楽しんでいただきたい、という想いで本サービスをスタートしました。 ──貸し出しに当たり、工夫されたポイントなどはありますか? エクシング サービス開始後も「フットコントローラーがあれば便利なのに……」というSNSの投稿を受けて、すぐに導入を行うなど、お客様の声をサービス改善に役立てています。 ──ちなみにブラザー製ミシンなのは何か理由が? エクシング カラオケとミシンという異色な組み合わせに思われるかもしれませんが、ブラザー工業は当社の親会社であり、家庭用ミシンの製造を行っています。今回は、ブラザー工業の販売子会社であるブラザー販売に協力してもらい実現したもので、グループシナジーを活かした企画だといえます。 ──ブラザー工業がJOYSOUNDの親会社というのは、気が付きませんでした。 エクシング もともと通信カラオケは、ブラザー工業が1986年に発売した「TAKERU(タケル)」というパソコンソフト自動販売機の技術から生まれました。時期尚早で「TAKERU」自体はわずか300台ほど製造されただけで撤退となったものの、この技術をベースに新たな通信インフラを構築。これが通信カラオケに結びつき、今からちょうど30年前の1992年に「JOYSOUND」が誕生しました。 ──TAKERU! 懐かしい! 実際に貸し出しを展開されてみて、反響はいかがですか? エクシング サービス発表当初から多くの反響を頂いておりましたが、実際に利用した方の声がSNSで発信されるようになってから利用者が急増し、現在では週4回以上のご利用を頂いております。当初は、2月25日~5月24日の期間限定でしたが、好評につき3か月延長し、8月24日までの実施を決定しました。 ──JOYSOUND直営店は東京だけでも16店舗ありますが、なぜ池袋西口公園前店を選ばれたのですか? エクシング 池袋の店舗を選んだのは、皆さんが集まりやすいターミナル駅であること。また、コスプレのメッカでもあり、衣装制作の需要があると見込んだためです。実際には、コスプレを楽しまれる方以外に、女子高生、主婦の方など幅広い層の方にご利用頂いています。 ──ミシンの他にも、お勧めのプランなどはありますか? エクシング 前述の「みるハコ」に加え、楽器やボーカルのオンラインレッスンの受講、今中国で流行している「マーダーミステリーゲーム」を楽しむこともできるなど、 カラオケルームのさまざまな活用法を提案しています。 今後も型に捕らわれないさまざまなチャレンジをしていきたいと考えておりますので、どうぞご期待ください!</p>