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甲府からこゝへ来た 昇仙峡は 流石(さすが) にいゝ――――芥川龍之介「日誌」(1908年) 昇仙峡の岩肌に浮かぶ幾何学的な模様。美術家のマルセル・デュシャンが描いた前衛的な絵画「階段を降りる裸体No.2」になぞらえる人もいる 「甲府からこゝへ来た 昇仙峡は流石にいゝ」。東京の旧制中学4年だった…