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認知症ケアにおいて、「その人の立場に立った対応」が症状の軽減に有効という考え方があることをご存じでしょうか。認知症中期から始まる徘徊や妄想、暴力や暴言などの「BPSD(周辺症状)」は、介護者にとって大きな負担となりがちです。患者の症状が改善すれば、家族の負担も軽減されるはず。そこで今回は、医療関係者やリハビリ療法士、臨床心理士といった専門職の間に広まりつつある「パーソンセンタードケア」について見ていきましょう。認知症の専門医・旭俊臣医師が解説します。