<p>北海道の火山「十勝岳」で火映を確認 硫黄の燃焼か 昨年の夏以来</p><p>北海道のほぼ中央に位置する火山 十勝岳では、昨日27日(水)の夜間に火口付近が明るく見える現象「火映(かえい)」が確認されました。 青白く見えるこの現象は、硫黄の燃焼によるものと考えられます。</p><p>北海道のほぼ中央に位置する火山 十勝岳では、昨日27日(水)の夜間に火口付近が明るく見える現象「火映(かえい)」が確認されました。青白く見えるこの現象は、硫黄の燃焼によるものと考えられます。</p><p>十勝岳の62-2火口付近では、2020年6月に20年ぶりとなる火映が観測されたあと、同様の現象が時折観測されています。今回の観測は昨年2021年8月7日以来で、およそ8か月ぶりです。 気象台が4月28日(木)に発表した資料によると、この現象の前後で火山性地震の増加や火山性微動は観測されず、62-2火口の噴煙や地殻変動には特段の変化はないとのことです。火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められないとして、噴火警戒レベルは1を継続しています。ただ、火山ガスの濃度が高くなっている可能性がありますので火口周辺では注意してください。 また、十勝岳では長期的には噴煙の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、傾斜変動、地震の一時的増加など活発な火山活動の継続を示す現象が観測されているため、今後の推移に注意が必要です。</p>