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<p>年に一度だけ! 国宝《燕子花図屏風》が見られる特別展が〈根津美術館〉で開催。</p><p>〈 #根津美術館 〉で、咲き誇る庭園のカキツバタとともに国宝 #尾形光琳 の《燕子花図屏風》を鑑賞する喜びが帰ってきました。今年はさらに、円山応挙の《藤花図屏風》や茶道具の名品ととともに楽しめます。⇒</p><p>〈根津美術館〉が毎年春に開催する、尾形光琳による大作《燕子花図屏風》を鑑賞できる特別展。期間は、2022年4月16日から5月15日まで。貴重な作品がお披露目になる、年に一度の機会は見逃せない。</p><p>国宝《燕子花図屏風》(右隻)尾形光琳筆 6曲1双、紙本金地着色 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵。 国宝《燕子花図屏風》(左隻)尾形光琳筆 6曲1双、紙本金地着色 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵。 東京・青山という都心にありながら、2万㎡を越す雄大な敷地を有する〈根津美術館〉。その敷地内に広がる庭園を燕子花が彩る時期に合わせ、年に一度、〈根津美術館〉が誇る国宝《燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)》の特別展が開催される。2022年のテーマは、『燕子花図屏風の茶会−昭和12年5月の取り合わせ−』。昨年、一昨年はコロナ禍のため中止となり、実に3年ぶりのお披露目となる。 〈根津美術館〉の礎を築いた初代根津嘉一郎が、尾形光琳による《燕子花図屏風》を入手したのは、大正3年。以来、客人に楽しんでもらうため、茶会や展覧会を催し、惜しみなくこの大作を披露してきた。今回の特別展では、その数ある茶会のうち、ひときわ荘厳にして豪華だった昭和12年5月の「燕子花図屏風の茶会」で取り合わせた茶道具の名品とともに、国宝《燕子花図屏風》を公開する。 重要文化財《藤花図屏風》(右隻)円山応挙筆 6曲1双、紙本金地着色 日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵。 重要文化財《藤花図屏風》(左隻)円山応挙筆 6曲1双、紙本金地着色 日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵。 「燕子花図屏風の茶会」は、政財界の名士を数名ずつ招き、約10日間にわたって東京・青山の自邸で開かれた。まず茶室で客人に懐石料理と濃茶を振る舞い、続いて付属する広間では薄茶でもてなした。その後、50畳の大広間に《燕子花図屏風》《藤花図屏風(ふじはなずびょうぶ)》《吉野図屏風》をずらりと並べ、客人を驚嘆させた。《燕子花図屏風》は、総金地に濃淡の群青と緑青のみによって描きだされた燕子花の群生が、時代を超えて鮮烈な印象を与える。 Loading…</p>