もっと詳しく

<p>エアプサン、関空-ソウル便を就航 観光客受け入れへ「大きな一歩」</p><p>エアプサン、関空-ソウル便を就航 観光客受け入れへ「大きな一歩」 航空関係者は入国制限の緩和と6月10日からの外国人観光客の受け入れ再開に期待を寄せる。</p><p>韓国の格安航空会社(LCC)のエアプサンは27日、関西国際空港-ソウル(仁川)線に新規就航した。新型コロナウイルスの影響が続くなか、関空の国際線定期便の新規路…</p><p>韓国の格安航空会社(LCC)のエアプサンは27日、関西国際空港-ソウル(仁川)線に新規就航した。新型コロナウイルスの影響が続くなか、関空の国際線定期便の新規路線は、令和2年12月のスターラックス航空(台湾)の台北線以来。運休中の路線を再開する航空会社も出始めており、航空関係者は入国制限の緩和と6月10日からの外国人観光客の受け入れ再開に期待を寄せる。 エアプサン便は27日午前、乗客約90人を乗せて到着。韓国在住の会社員、近藤友愛(ともえ)さん(35)は家族と兵庫県宝塚市の実家に3年ぶりに帰るといい「飛行機の選択肢が増えるのはうれしい」と語った。 同社はソウル線を週1便(往復)運航し、6月27日から週2便に増便。また、運休していたプサン線も7月1日から週2便で再開する。同社大阪支店の水口真一支店長は、「大きな一歩を踏み出せた」と話した。 関空の国際線定期便は感染拡大が始まった2年2月以降、運休・減便が相次ぎ、予定されていた新規路線や増便は軒並みキャンセルに。関空の総旅客数の約8割を占めた国際線旅客数はコロナ前の約1%の水準まで激減した。 ただ今年春から水際対策緩和と需要回復を見越した航空各社の動きが活発化。豪ジェットスター航空はケアンズ線を7月26日から、日本航空はホノルル線を8月1日から、それぞれ再開すると発表した。 訪日観光客の解禁や入国制限の緩和はまだ抑制的だが、大阪観光局広報・渉外室の北中孝幸室長は「(観光客解禁で)今まで止まっていたものが動き出すことは大きなインパクト」と評価する。 日本人の海外旅行もしやすくなる。夏の旅行シーズンを控え、航空各社がどこまで運航再開に踏み切るか空港関係者は注視する。</p>