もっと詳しく

<p>若者よ、高齢化団地にカモン 千葉市が補助拡充、同性カップルにも | 毎日新聞</p><p>若者よ、団地にカモン 千葉市が補助拡充 高齢化が進み、空室も目立つ古い団地に若い世代を呼び込もうと、千葉市は6月から新婚世帯などが新たに入居する場合の補助事業を拡充します。補助対象を、市内から転居する世帯、同性や事実婚のカップルまで広げます。</p><p>高齢化が進み、空室も目立つ古い団地に若い世代を呼び込もうと、千葉市は6月から新婚世帯などが新たに入居する場合の補助事業を拡充する。これまでは市外からの転入に限ってきた補助対象を、市内から転居する世帯にも広げる。また、同性や事実婚のカップルも対象に加える。【柴田智弘】</p><p>補助事業は、築40年以上の市内24カ所の団地に30代以下の夫婦が入居した場合、引っ越しやリフォームなどの費用として上限30万円を助成するもので、2021年度から始まった。夫婦で合計400万円以下という所得制限に加え、市外からの転入世帯という条件があったが、これまでに16世帯が利用した。 市は更なる対象拡大を団地活性化の起爆剤にしたい考えだ。神谷俊一市長は12日の記者会見で「団地は計画的なまちづくりが行われ、保育所、学校、公園、公共施設が整い、子育てに適した環境だ」とアピールした。 市の人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は3月現在で26・3%。これに対し、補助事業の対象となる24団地では、約3分の2に当たる15団地で40%を超えている。中でも横戸台団地(花見川区)は54・3%、大木戸台団地(緑区)は51・6%と2人に1人が65歳以上という状況だ。 一方で「過疎化」も進んでいる。市によると、市内の主な42団地のうち11団地で空室率が10%以上になっている。5~10%のところも17団地ある。 築40年以上の団地の一つ「千葉ガーデンタウン」(美浜区)で自治会長を務め、市内の団地の活性化に取り組んでいる蟹江将生さん(79)は「団地は子育て世代の子どもが巣立ち、親だけ残っているのが現状」と指摘。市による補助事業の拡大について、「若い人が入ってくれば地域が明るくなる」と歓迎した。 関連記事</p>