WebARプラットフォームを開発する8th Wallは、WebARとWebVRのプロジェクトが無制限に利用できる月額9,99ドル(約1,100円)のプランを発表しました。加入したデベロッパーは、クラウドエディタやグローバルホスティングサービスを利用できます。
8th WallはWebブラウザのみでアプリを使わずに高品質なAR体験ができるプラットフォームを開発・提供する企業。2022年3月、「ポケモンGO」などで知られるNianticに買収されています。
2種の月額プランに加え、新しい収益化方法を発表
8th Wallによる新しい月額プランは、5月24日から5月25日にかけて米国で開催された開発者イベント「Lightship Summit」にて発表されました。本プランに登録することで、8th Wallは「プロジェクト立ち上げに必要となるすべて」を提供するとのこと。さらに月額49ドル(約6,300円)で加入できる、より多機能な上位プランも告知。“基本プラン”の機能に加え、プロジェクトURLに対する直接アクセスやページ埋め込み型のAR、PWA(Progressive Web Apps)などが利用可能になります。
このほかにも、WebARおよびWebVRアプリの新しい収益化方法「8th Wall Payments」が発表されています。これは同社のクラウドエディタに導入されている「Payments Module」を通して動作するシステム。決済ポータルからプロジェクト内に課金アイテムを実装できます。なお、すべての支払いは8th Wall Payments APIを通じて行われます。
さらにPayments Moduleは、有料のアクセスパスの追加といった仕組みにも対応。開発者は特定のイベント(例:ARコンサートやARフィールドハントなど)の参加券などを販売可能です。
今回の発表について、Nianticのプロダクトマネジメントディレクター、Tom Emrich氏は以下のようにコメントしています。
Webは大きな変革期を迎えており、ARはメタバースへの進化において重要な役割を担っています。
この未来を実現できるのはまさに開発者の人々であり、彼らはコンテンツを作成するだけでなく、その成功を支援する強力なツールを必要としています。8th Wallプラットフォームは、開発者にこのWebARとWebVR開発のための包括的なツールセットを提供します。
(参考)8th Wall、VRScout
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