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(1)島田雅彦『パンとサーカス』(講談社) (2)ヴィスワヴァ・シンボルスカ著、沼野充義訳『瞬間』(未知谷) (3)岡本真帆『水上バス浅草行き』(ナナロク社) 因果に回収されない声 俳人の小津夜景と古楽器奏者の須藤岳史による往復書簡『なしのたわむれ』では、物語が立脚する因果に対して疑義…