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古記録から描く庶民の生活 摂関政治や女房文学など、華美で温和なイメージがある平安時代だが、実は物騒な時代でもあった。花山上皇が摂関の一族から弓を射かけられ、宮廷内では公卿(くぎょう)が殴り合いのけんかをしたなどは一例である。 盗賊の横行も甚だしかった。永久2(1114)年には丹波(たんば)…