中国の家電メーカー「TCL」がポーランドで行った同社のテレビ新製品発表会の中で、今後現れる次世代デバイス、PS5 Proや次世代Xboxなどについて具体的に言及している。それによると、これらは8Kに対応するとのことだ。
TCLは最近、ポーランドで自社製品に関する記者発表会を開き、8K時代に対応する次のゲームハードウェアへどのように備えるか言及した。そしてその中で、驚くべきことにTCLは、AMD、Microsoft、Sonyから今後出るであろういくつかの未発表ハードウェアについて言及している。
言及された製品は、AMDのRadeon RX 7700 XTグラフィックカード、Sony PlayStation 5 Pro、および新しいXboxシリーズS/Xシリーズとなる。TCLは、これらの製品が2023-2024頃にリリースされる予定であり、UHD 8K60Hz〜120Hzの出力が可能になると述べている。
これが実際に同社が把握している事実に基づく物なのか、それとも単なる期待の表れなのかは不明だが、具体的な数値が示されていることから、何かしらの事実が含まれている可能性を考慮すべきだろう。
AMD Radeon RX 7700 XTについては、AMDからまだ発表がなされていないが、いくつかのリークからある程度のスペックが明らかになってきている。これは、同社のミドルレンジクラスの次世代グラフィックスカードになると言われている。
また、PS5 Proや新しいXboxに関しての噂もこれまで出てきており、実際に2023年頃に出るのではと言われていた。TCLが実際に把握している情報なのかは不明だが、一企業が具体的な製品の可能性について触れるのはこれが初めてだ。
4Kでのレンダリング機能と8Kでの出力は、AMD RDNAアーキテクチャでサポートされているFidelityFX Super Resolution 2.0(FSR2.0)などの新たな技術が用いられる可能性もあるだろう。
PS4およびXboxOneシリーズは、製品サイクルの途中で更新されるまでに4年かかり、後継製品が出るまでには7年かかっている。この時間軸に当てはめてみると、これらの噂がにわかに現実味を帯びてくるのではないだろうか。
とはいえ、まだまだ現行機も簡単には買えない状況でもあるので、まずはその状況が改善されることを祈るばかりだ。