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オリックスの先発・山崎福がロジンバッグを十分に左手になじませ、マウンドに落とす。煙のように、あたりに立ちこめる無数の白い粉。もやがかかったような山崎福のシルエットと多彩な変化球から、まさに幻惑という言葉がぴったりの投球だった。外角に逃げていくチェンジアップで右打者をじらし、ウォー…