<p>【詳しく】北朝鮮 コロナ禍でも発射続ける いったいなぜ? | NHK</p><p>【詳しく】北朝鮮 コロナ禍でも発射続ける いったいなぜ? #nhk_news</p><p>【NHK】北朝鮮で新型コロナウイルスによるとみられる発熱者が相次ぐ中、国営メディアは24日までの発熱者は国内で306万人を超えたと…</p><p>これについて礒※ザキ教授は、「5月12日に初めてコロナ感染者が出たと発表したその日にも3発のミサイル発射実験 をしている。新型コロナの感染が非常に深刻な状況にあったとしても、兵器開発は優先事項として続けていくという意思が明確に示された」と述べて、北朝鮮が去年1月に発表した国防5か年計画に沿って核・ミサイル開発を推し進めていると分析しています。 射程異なるミサイルを相次いで発射 また今回の発射の特徴は、飛行距離はおよそ360キロ、高度はおよそ540キロのICBM=大陸間弾道ミサイルと推定される弾道ミサイルと、およそ60キロの高度で760キロ飛行したとみられる短距離弾道ミサイルを相次いで発射したことです(韓国軍発表)。 これについて礒※ザキ教授は、「同じ時間帯に異なるミサイルを3発発射したというのは珍しいことだ。当然、今後有事の可能性を考えるうえで、北朝鮮としては同じものを発射するだけではなく新型のミサイルを開発、量産し、実戦配備して、訓練するということを考えていかなくてはならない。そういった意味で兵器の多様化を見せつけてきたことになる」と指摘しました。 ウクライナ情勢が北朝鮮を後押し? ことし2月からロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった直後にプーチン大統領は「現代のロシアは、ソビエトが崩壊した後も、最強の核保有国の1つだ」と述べ、核大国であることを誇示しています。 ロシアの軍事侵攻が北朝鮮の核開発に与える影響について礒※ザキ教授は「北朝鮮はウクライナ情勢を注意深く観察し、大国から身を守るためには核がないといけないという考え方にさらに傾倒していくことは間違いない。背中を押されていると思う。核を持っていればアメリカからの攻撃を受けないですむという考え方もさらに重視せざるを得ない状況にある」と指摘しました。 核実験は中国との関係を踏まえて判断か… さらに、北朝鮮が7回目の核実験に踏み切る可能性が指摘されていることについて「中国は北朝鮮が核を保有することや核実験について猛反発している。前回核実験を行った2017年のときは中朝関係が悪化していた。だからこそ核実験ができたと言える。そのため北朝鮮は修復してきた中朝関係を壊してまで果たして核実験に踏み込むのかどうかで、キム・ジョンウン政権は中国との関係を重視するのか、それとも抑止力、軍事力を強化することがそれを上回るのかという判断になる」と述べ、北朝鮮にとって最大の支援国である中国との関係を踏まえて判断するという見方を示しました。 ※ザキは「立つ崎」</p>