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BMWのデザイナー「今後のMパフォーマンスモデルにもMモデル同様の4本出しテールパイプを採用するが、それは丸ではなく台形などスタイリッシュなものになる」

| 欧州特にドイツの一部自動車メーカーの間では「ハイパフォーマンスモデルのテールパイプは丸」という認識があるようだ |

調べてみてもその由来はわからない

さて、BMWのチーフデザイナー、ドマゴジ・デュケック氏が「将来のBMWのMパフォーマンス・ラインナップにはすべてクワッド(4本出し)エキゾーストパイプが採用されるだろう」とコメント。

現在BMWにはM3やM4などの「M+1桁数字」のMモデル、「M135i」のようなM+数字2桁もしくは3桁のMパフォーマンスモデルがあり、これまで多くのMモデルに採用されていた「4本出し」テールパイプがMパフォーマンスモデルにも拡大されてゆく、ということになりますね。

「丸本出し」は欧州ではハイパフォーマンスカーの象徴?

ただ、ドマゴジ・デュケック氏によると、同じ4本であっても、Mパフォーマンスモデルに採用されるそれは「Mモデルのような丸ではなく、台形や四角など、Mモデルとの差別化を図ることになる」。

あわせて「Mパフォーマンスモデルは、ハイパフォーマンスモデルではないので、丸いパイプではなく、よりスタイリッシュなものになり、Mモデルについては、また異なるものを用意する予定である」とも。

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つまり「丸」テールパイプはハイパフォーマンスモデルの特徴ということになり、これはポルシェも同様であり、「ハイパフォーマンスモデルになれば」丸テールパイプを採用することが多いようです(ベースグレードは楕円だったり四角だったり台形だったりする)。

欧州特にドイツの一部メーカーでは「丸テールパイプ=ハイパフォーマンスモデル」という常識が存在するということになりそうで、しかしその由来や理由についてはちょっとナゾ。

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実際のところ、ここ最近目撃されているプロトタイプでは、新型X1のMパフォーマンスモデルと思われる個体、フェイスリフト版のM135i xDriveにもクワッドタールパイプが装着されている様子を見ることができ、ドマゴジ・デュケック氏の言うように、将来的なMパフォーマンスモデルには、なんらかの「4本出し」パイプが取り入れられてゆくのは間違いなさそう。

BMWはほかブランドとはやや異なる方針も

なお、BMWは(アウディなど一部のメーカーのように)フェイクテールパイプを装着する意思はなく、「すべてのテールパイプは実際に機能するものであり続ける」とコメントしていて、これについては喝采を贈りたく、さすがはBMWといったところですね。

そして「MモデルとMパフォーマンスモデル」とのバランスについてですが、BMWはこれについて上述の通り差別化を図っているということになり、そしてこれはメルセデス・ベンツの「メルセデスAMG化するメルセデス・ベンツAMGライン」とはやや異なる傾向を持っています。

「Mモデルのエッセンスを取り入れたMパフォーマンスモデル」そのものはメルセデス・ベンツAMGラインを意識したものだとは思うものの、細かい戦略の部分で差異がある、ということになりそうです(レクサスもFモデルとFスポーツとでは差別化を行っている)。

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参照:BMW Blog

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