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<p>知床 観光船遭難事故 新たに子ども1人死亡確認 死者は計11人に | NHK</p><p>知床 観光船遭難事故 新たに子ども1人死亡確認 現場海域の周辺では海上保安本部や自衛隊などが範囲を広げて懸命な捜索に当たっています</p><p>【NHK】北海道の知床半島の沖合で乗客・乗員26人が乗った観光船が遭難した事故は、新たに子ども1人の死亡が発表され、これまでに現場…</p><p>磯崎官房副長官は記者会見で「亡くなられた方々に心より哀悼の意を表するとともに、ご家族の方々にお悔やみを申し上げたい。事案の発生を受け岸田総理大臣から人命救助を最優先にあらゆる手段を尽くして救助に取り組むよう指示があった」と述べました。そのうえで「おととい午後5時半に官邸内に情報連絡室を設置し関連情報の集約を行うとともに、現場周辺海域では海上保安庁の巡視船艇や航空機などが連携しながら捜索救助活動を行っている。またきのう国土交通省が現地対策本部を設置し国土交通大臣を派遣するなど、政府一体となって対応に全力を挙げている。引き続き行方不明者の捜索救助活動に全力を尽くしていきたい」と述べました。 また磯崎官房副長官は「当日の運航の判断は各運航事業者が作成する安全管理規程に基づいて当日の気象などを考慮して行うことになっている。現在実施中の特別監査でこれらの点についても確認を行っており、監査結果などを踏まえて早急に再発防止策を取りまとめたい」と述べました。 官房副長官 初動対応を説明 一方、磯崎官房副長官は記者会見で「海上保安庁の捜索部隊が現場に到着するまで時間がかかった理由はなぜか」と問われたのに対し「午後1時13分ごろに救助要請を受けた。最も近い釧路航空基地所属の回転翼機は当時、哨戒業務中で現場海域が遠方で、つり上げ救助などの活動時間を確保するために燃料を補給する必要があった」と述べました。そして「救助活動を行うための海上保安庁の潜水士を同乗させる必要があったことから午後2時38分に釧路航空基地へいったん帰投し、給油活動および潜水士を同乗させたのちに午後3時20分に基地を出発し午後4時30分に現地付近海域に到着した」と述べました。 そのうえで「今般の捜索活動では狭い区域で一度に航空機が集中しないよう管内の航空基地からの距離、機体の状況などを踏まえて関係機関も含めた空域調整をし、現場海域において連続した捜索活動を行うために必要な勢力を投入した」と述べました。 また船による救助について「航空機と同じく午後1時22分ごろに道東を管轄する部署に所属する巡視船に対して発動の指示を行った。通常の速力であれば、より早期に現場付近に到着できたと考えられるが当日、海上が荒天下だったため通常の速力が出せず最初に到着した巡視船も午後5時55分に現地付近に到着した。海上が非常に荒天だったことが通常よりも時間がかかった原因だと認識している」と述べました。 さらに「海上保安庁と自衛隊との連携など初動対応に問題はなかったか」と問われたのに対し、磯崎官房副長官は「救助要請を受けた時点で現場付近海域の具体的な状況が不明だったことから、海上保安庁の航空機による現場確認を実施したうえで災害派遣を要請した。海上保安庁の航空機ではカバーできない夜間の時間帯も連続して捜索を行うため航空自衛隊と分担調整を行い災害派遣の要請が受理された。しっかりと連携が取れた中で行動したと承知している」と述べました。</p>