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<p>月面にデータセンターを建設して世界中の貴重なデータを保存しようとするスタートアップが登場</p><p>月面にデータセンターを建設して世界中の貴重なデータを保存しようとするスタートアップが登場</p><p>アメリカのスタートアップ・Lonestarが2022年4月に、月面に建設したデータセンターに地球上の重要なデータを保管する計画を発表しました。Lonestarはすでに国際宇宙ステーション(ISS)を使ったデータ送受信テストに成功し、500万ドル(約6億3800万円)の資金調達を達成しています。</p><p>Lonestarの創設者であるクリストファー・スコットCEOによれば、Lonestarは2024年に5ペタバイト、2026年には50ペタバイトのデータを格納できるサーバーを月に打ち上げることを計画しているそうです。「サーバーを月に打ち上げる頃には、15Gbps規模の通信をアンテナから送受信し、月にデータをホスティングできるようになるでしょう」とスコットCEOは考えています。 ただし、月面のデータセンターを実現するためにはマイナス183℃から106℃まで変化する月の表面温度、さらに四六時中降り注ぐ宇宙線からデータセンターを守る方法を確立する必要があります。この問題に対して、スコットCEOは「玄武岩質の洞窟内に設置すれば、温度も安定する上に有害な宇宙線からサーバーを守ることが可能です」という解決法を提示しています。 スコットCEOは月面データセンターの建設計画について、大規模な気候変動や核戦争などに備えて永久凍土内の施設に農作物種の種子を保存する「</p>