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<p>【ヤクルト】村上宗隆、交流戦初本塁打は延長11回サヨナラ弾「なんとか決められたら」14号単独キング</p><p>【 #ヤクルト 】 #村上宗隆 、交流戦初本塁打は延長11回サヨナラ弾「なんとか決められたら」14号単独キング #野球 #baseball</p><p>誰もが確信した。待ってましたと、言わんばかりの歓声に押され、村上の打球はグングンと飛距離を伸ばした。「なんとか決められたら、という気持ちで打席に入った」</p><p>1―1の延長11回2死一塁。日本ハムの守護神・北山の甘く入った148キロ直球を自慢のフルスイングで完璧に仕留めると打球はバックスクリーンへ飛び込んだ。14号サヨナラ弾は20年7月2日の広島戦(神宮)以来自身3度目、交流戦では初となった。延長での劇弾も初。4時間10分の死闘に終止符を打つ一発で、この日、13号を放った巨人・岡本を再び突き放しリーグ単独トップを守った。 頼れるのはバットだけじゃない。守備でのピンチでは投手に声をかけ、間を作る。この日も、無死満塁で継投した田口に歩み寄り、声をかけた。「開き直っていきましょう。バッター(勝負)だけで」。二塁を守る山田も「そういうことができる選手」と信頼を寄せる。かと思いきや、普段は茶髪が伸びてきた田口を「焼きそばみたいっすね。マヨネーズかけましょうか」といじるなど22歳らしい一面も見せる。5学年上の田口をいじっても許されてしまう愛きょうがあるからこそ、投手陣との関係も築いていけるのかもしれない。 チームは3連勝。貯金は今季最多の10とした。総力戦でつかんだ今季3度目のサヨナラ勝ちで、清宮との同級生4番対決も制した主砲は「大卒1年目だったり、同級生増えましたし、その中でもトップを走れるように頑張りたい」と意気込んだ。昨季、日本一に登り詰めたツバメ軍団を今年も若き主砲がけん引していく。(森下 知玲)</p>