<p>【巨人】岡本和真、交流戦開幕弾10試合ぶり13号「久しく打ってなかったので。すごくうれしかった」</p><p>#岡本和真 交流戦開幕弾 10試合ぶり13号 「久しく打ってなかったので。すごくうれしかった」 #巨人 #ジャイアンツ #読売ジャイアンツ</p><p>「日本生命セ・パ交流戦2022」が開幕。巨人は不振に陥っていた4番・岡本和が4回、10試合ぶりとなる13号2ランを放つなど3打点を挙げる活躍でオリックスに先勝した。一時は同点とされたが、8回にウォーカ</p><p>ーが決勝打を放ち、9回を締めた大勢が17セーブ目で球団新人初の交流戦セーブを記録。原監督に星野仙一氏と並ぶ歴代10位、監督通算1181勝目をプレゼントした。 やっと心の底から笑えた。久々のダイヤモンド一周を終え、ナインに迎えられた岡本和から最高の笑顔がはじけた。「感触もすごく良かったですし、久しく打ってなかったので。すごくうれしかったです」。両軍無得点の4回無死一塁。山岡が投じた初球、138キロカットボールをすくい上げた。真っすぐに伸びた打球はあっという間にバックスクリーンへ。12日のDeNA戦(横浜)以来、実に10試合ぶりの13号2ランで主導権をものにした。 第89代4番としてのデビュー戦だった18年6月2日の同戦(京セラD)。1打席目に左翼5階席へ“4番1号”を放った山岡に再び一発を浴びせた。「あの時は何も分からずたまたま打ったみたいな感じでした。防御率を見てもらってもいい投手なので、ああいうところで1本出てよかったと思います」。この日はヘルメットの裏に「熱盛」シールを貼って臨んだ。「頂いたので、どこに貼ろうかと思って」と照れ笑いを浮かべたが、打球速度172キロ、飛距離136メートルの驚弾で文字通り本拠地を熱く盛り上げた。 アーチが出なかった9試合は打率1割5分6厘、2打点。本塁打数もヤクルト・村上に抜かれたが、決して悲観的にはならなかった。試合前練習では村田打撃兼内野守備コーチや丸、立岡らと会話をする時間が増えた。「やっぱり考えますし、試合に出ている以上、打てないと迷惑かけるので。打率は低くても、ここぞという時には打てるようにしたい」。経験豊富な先輩に話を聞き、何とか不振脱却のヒントを見いだそうと耳を傾けた。普段は行わないロングティーも取り入れ、現状打破へ試行錯誤を繰り返した。たゆまぬ努力が実り、原監督も「久しぶりに4番バッターがね、非常にいい存在感がありました。久しぶりに自分の懐の中でボールをさばくことができたというところだと思いますね」と目を細めた。 ウォーカーの適時打で勝ち越した8回はなお1死二、三塁で二ゴロの間に追加点をもたらし、この日3打点。「ああいう場面は前に飛ばせば何か起きるかなと思いますし、(三塁走者の)ウォーカーがいいスタートを切ってくれて。いい追加点になってよかったです」。昨季の交流戦ではトップタイの7本塁打をマークした“交流戦男”。これで通算150本塁打までも残り2とした。「これからしっかり打てるようにしていきたい」。巨人の頼れる4番・岡本和真に、ようやく目覚めの時がやってきた。(河原崎 功治)</p>