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渡海(とかい) 十三 隆助は隆兼(たかかね)に、「山に隠れていた島の童が……味方の陣の様子を見物に来たらしく、毛利の乱破(らっぱ)と間違われ兵どもに捕らわれたのです。それを伊香賀(いかが)殿が見咎(とが)め……」打擲(ちょうちゃく)されていた童らを救い、島の子であるとわかると、詫(わ)びの印と言…