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そもそもベース車選択の時点から間違ってる?70スープラをランボルギーニ・レヴェントンに仕立て上げようとしたクルマが色々とおかしい

| ランボルギーニ・レヴェントンはレプリカの対象として大きな人気を誇る |

ただしFRをミドシップスポーツのレプリカベースとして選ぶところからしてすでに間違っているような気も

さて、世の中には様々なレプリカが存在しますが、今回オランダの中古市場に登場したのはランボルギーニ・レヴェントン風の外装へとカスタムされた(A70)スープラ。

その販売価格は1万9950ユーロ(約270万円)と比較的高価ではあるものの、たしかにそれくらいのコストは(この改造に)かかったのかもしれませんね。

なお、ランボルギーニ・レヴェントンは2007年に発表され20台のみが生産されたスーパーカーですが、ベースとなるのはムルシエラゴであり、つまり「V12エンジンをリヤミッドにマウントしたクルマ」。

よってフロントにエンジンを積むスープラとは本来パッケージングから何からすべて異なる存在であり、そもそも論としてベース車選択の時点から無理があったのかもしれません。

なんとかランボルギーニ・レヴェントンに「寄せよう」という努力は見られるが

販売者が掲載した動画を見ると、なんとかスープラをレヴェントンに似せようとした苦労も見え隠れし、フロントバンパーやヘッドライトなどからは「とりあえず頑張ったのはわかる」といった印象も(プロポーションはともかくとして、加工品質自体は悪くない)。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52091905942/in/dateposted-public/

搭載されるエンジンは3リッター4気筒、出力は238馬力、そしてトランスミッションは5速マニュアルです。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52093435080/in/dateposted-public/

サイドステップも「頑張った」ということがよくわかります。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52092932916/in/dateposted-public/

リアセクションのシルエットそのものは1ミリも似ていませんが・・・。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52093435035/in/dateposted-public/

リアハッチのルーバー、テールランプ、ディフューザー、テールパイプなどからは「なんとかしてレヴェントンに見せかけたい」という熱意も伝わってきますね。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52093170519/in/dateposted-public/

ボディカラーもレヴェントンっぽいマットグレーですが、実際のレヴェントンに使用されている「ステルス戦闘機と同じ塗料」ではなく、ごく普通のマットペイントなのだと思われます。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52093170599/in/dateposted-public/

ちなみにこの「レヴェントンっぽいスープラ」のインテリアはこう。

シートやダッシュボード、ドアインナーパネルなどが変更されているものの、ダッシュボードの一部では配線がむき出しになっていたり、センタートンネルは鉄板むき出しだったりと「作りかけ」っぽい部分も見られます。

https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/52091905927/in/dateposted-public/

ちなみにぼくがこのレヴェントンのレプリカを見て思い出したのは長城汽車(GWM)のメカドラゴン。

プロポーション、そしてカクカクしたディティールがちょっと似ているようにも思います。

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ランボルギーニ・レヴェントンはレプリカ市場で大人気

なお、ランボルギーニ・レヴェントンは「ステルス戦闘機がモチーフ」ということや、その振り切ったデザインが大きなインパクトを市場に与えており、よってこのレプリカを作ろうとする人も多数存在することでも知られます。

今回のような手作り感満載のものから・・・。

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参照:Marktplaats

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