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<p>スタッフ大量退職で「操船が未熟」…他社船長「いつか事故起きると心配していた」 : 社会 : ニュース</p><p>スタッフ大量退職で「操船が未熟」…他社船長「いつか事故起きると心配していた」 #社会</p><p>観光船を運航する「知床遊覧船」(北海道斜里町)は、2020年末に退職した元船長の男性によると、21年3月までにスタッフ5人が辞めた。会社側の人員整理方針と意見が合わなかったためという。 他社の船長によると、大量退職後、</p><p>観光船を運航する「知床遊覧船」(北海道斜里町)は、2020年末に退職した元船長の男性によると、21年3月までにスタッフ5人が辞めた。会社側の人員整理方針と意見が合わなかったためという。 他社の船長によると、大量退職後、知床遊覧船の船が岸に近づきすぎたり、定置網の近くを通ったりする様子が目撃され、「操船技術が未熟だったようだ」という。「普通は座礁なんてしない。いつか人命に関わるような大きな事故が起きるのでは、と心配していた」と話した。 24日、知床遊覧船の事務所はカーテンが閉め切られ、室内の様子をうかがい知ることはできなかった。午後7時頃には関係者とみられる男性2人が出てきたが、報道陣の問いかけに応じることなく、立ち去った。 この日、事故を受けて知床遊覧船など地元4社でつくる知床小型観光船協議会は、今月28日~5月8日の間、小型観光船の運航を自粛することを決めた。世界自然遺産の知床は例年、春の大型連休から本格的な観光シーズンに入る。知床半島のレジャー業者や宿泊施設からは観光への影響を心配する声が上がる。 「観光客には『まずは船に乗って』と言ってきたのに。もうお勧めしづらくなった」。地元の観光施設で30年以上働く女性(66)は打ち明けた。</p>