ソーシャルVR「VRChat」にオープンした、とある居酒屋に夜な夜な人が集まっています。店の名前は「敗北居酒屋かがさき – Japanese Izakaya Kagasaki」。ワールド制作者はみきねるさん。現在パブリックで公開されており、誰でも入場できます。
階段を降りた先にある、風情あふれる居酒屋
地下へと続く、狭くて薄暗い階段。休業中のバーの扉を横切り下へ降りると……。
「敗北居酒屋かがさき」の入口が現れます。暖簾をくぐって中に入ってみましょう。
店内はカウンター数席と、座敷席が2テーブル分あります。赤ちょうちんに、ビールケースに座布団を乗っけただけの椅子など、あちこちに絶妙な風情がただよっています。
ちょっと狭い階段を登れば二階席にも上がれます。こちらも座敷でテーブルが2つ。絶妙に近い天井が逆に居心地のよさを感じる人もいるはず。
お酒は豊富にそろっていますが、オススメはハイ(敗)ボール。金属製の樽型グラスを手に「完敗(乾杯)!」とやるのが、このお店ならではなのだとか。
とてもリアルな挙動をするタバコに注目
そして、このワールドで特に目玉なのがこのタバコ。数ある「VRChat」ワールドの中でもめずらしいギミックの数々が組み込まれています。
なんと、ライターで実際に火をつけることができます。火のついたタバコはジリジリと減っていき、吸口のフィルターも徐々に黒ずんでいくなど、細部まで再現されています。
火は赤いキューブでもつけることができます。灰皿に押し付ければ火は消え、青いキューブかタバコ箱に押し付けると、火を灯さない状態までリセット可能です。
火の付いたタバコは、コントローラーのトリガーを押すと実際に「吸う」ことができます。トリガーを引いている間は先端が赤く灯り、離すとアバターの口から煙が立ち上り、本当にタバコを吸っているように見えます。
筆者は数年前までチェーンスモーカーだったのですが、「喫煙している感覚」は電子タバコよりもあるなぁ〜と感じるくらいに挙動はリアルです。
ちなみに、火のついているタバコから、別のタバコに着火することもできます。応用すればシガーキスだってできますよ。
何かに敗れたときにも、そうでないときにも
「敗北居酒屋かがさき」は、風情あふれる居酒屋を再現したワールドですが、同時に「VRChat」上で不定期に開催されるイベントでもあります。
#敗北居酒屋 #VRChat pic.twitter.com/15gdaw8fcG
— 敗北居酒屋かがさき (@vrc_haiboku) May 5, 2022
店主は加賀崎さん。開催内容は「やけ酒」で、開催日は……「店主の負けた日」。いったい何に負けた日なのかは……公式アカウントをのぞいてみると、わかるかもしれません。
一方で、上述した通りパブリック化されているワールドなので、夜な夜ないろんな人がこの居酒屋を「開店」していたりします。特に、人気のVRChatイベントが開催された日には多い印象です。もしかすると……なにかに敗れたのかもしれません。
なにかに敗れた日に「敗ボールで完敗」しにくるも良し。見知った飲み友と普通に飲み明かすのも良し。誰かと肩肘張らずに飲み明かせる場所として、オススメできるワールドです。
ワールドへのアクセスはこちら(Meta Quest 2、またはPC接続型VRヘッドセット、高スペックPCが必要です)。
https://vrch.at/0wev03mh
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