フェルスタッペンがルクレールとのスプリントバトルを制す。スタートで出遅れたマックス フェルスタッペンがシャルル ルクレールから首位を奪還。日曜日に開催されるエミリア・ロマーニャGPでは、レッドブルのF1チャンピオンがポールポジションからスタートする。
イモラで行われたエミリア・ロマーニャGPのスプリントレースはハイテンションなバトルとなった。マックス フェルスタッペン(レッドブル)がフェラーリのスター、シャルル ルクレールやチームメイトのセルジオ ペレスらを抑え、ベストグリッドを獲得した。フェルスタッペンにとっては、今シーズン初のポールポジション獲得だ。フェラーリのホームGPの開幕戦のスタートが注目される。
イモラサーキットでのスプリントは、ルクレールが最初はフェルスタッペンを上回り、引き離すことにも成功していた。しかし、その後、赤いレーサーのピレリのソフトタイヤはどんどん劣化していった。フェルスタッペンはまず、現時点でのワールドチャンピオンシップリーダーに接近し、残り2周のスタート・フィニッシュ・ストレートの終わりで彼をパスした。「タイヤのハンドリングが良くなった。だから、まずシャルルを抜いて、それから」と彼は振り返る。
ルクレール:「なぜタイヤに苦労したのか、これから分析しなければならない。左前方に粒子がたくさんついていました。」
トップ集団の後方では、オーバーテイクのテクニックも見ものだ。カルロス サインツは10番グリッドから4番手まで追い上げ、フェラーリの好調ぶりをアピールした。また、マクラーレンはオーストラリアでの好パフォーマンスを維持していて、ランドー ノリスとダニエル リカルドが5位と6位を獲得した。
一方、メルセデスでは、まだ家の中が荒れているのだろう。7度のワールドチャンピオンは、なんと予選14位フィニッシュと、新しいチームメイトのジョージ ラッセルから3グリッド後ろの順位となった。むろんハミルトンは激しく失望し、チームとマシンに不満をかかえている。ラッセル:「我々のマシンはストレートでのスピードが足りないので、もっと性能を引き出す必要がある。」
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGP@イモラサーキットは、日本時間の2022年4月24日(日)22時からおこなわれる。
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPスターティンググリッド:
1位 マックス フェルスタッペン – レッドブル
2位 シャルル ルクレール – フェラーリ
3位 セルジオ ペレス – レッドブル
4位 カルロス サインツJr – フェラーリ
5位 ランドー ノリス – マクラーレン
6位 ダニエル リッチカルド – マクラーレン
7位 ヴァルテリ ボッタス – アルファロメオ
8位 ケビン マグヌッセン – ハース
9位 フェルナンド・アロンソ- アルピーヌ
10位 ミック シューマッハ – ハース
11位 ジョージ ラッセル – メルセデス
12位 角田裕毅 – アルファタウリ
13位 セバスチャン ベッテル – アストンマーティン
14位 ルイス ハミルトン – メルセデス
2022年F1カレンダー:
3月20日: バーレーン – サヒール
3月27日: サウジアラビア – ジェッダ
4月10日: オーストラリア – メルボルン
4月24日: エミリア・ロマーニャ – イモラ
5月8日: アメリカI – マイアミ
5月22日: スペイン – バルセロナ
5月29日: モナコ
6月12日: アゼルバイジャン – バクー
6月19日: カナダ – モントリオール
7月3日: イギリス – シルバーストーン
7月10日: オーストリア – シュピルベルク
7月24日: フランス – ルカステレ
7月31日: ハンガリー – ブダペスト
8月28日: ベルギー – スパ・フランコルシャン
9月4日: オランダ – ザントフォールト
9月11日: イタリア – モンツァ
9月25日: ロシアGP(中止)
10月2日: シンガポール
10月9日: 日本 – 鈴鹿
10月23日: USA II – テキサス州
10月30日: メキシコ – メキシコシティ
11月13日: ブラジル – サンパウロ
11月20日: アブダビ
Text: Bianca Garloff
Photo: autobild.de