AMDは、X670E、X670、B650マザーボードを含む600シリーズAM5プラットフォームを公開しましたが、機能セットに関する詳細にはあまり触れませんでした。
我々は、B650Eチップセットと期待できる機能のいくつかを指摘する独自のソースから情報を得ることに成功しました。
AMD B650シリーズマザーボードが10月に発売、B650E/B650チップセットともにRyzen 7000 CPUとメモリのオーバークロッキングをサポート
AMD 600シリーズAM5ファミリーの一員として、AMD B650マザーボードは、標準のB650とB650E(Extreme)の2つのフレーバーで提供されます。
X670EやX670と同様に、EバージョンはディスクリートグラフィックスとNVMeストレージのためのPCIe Gen 5を全面的にサポートすることが特徴です。
標準オプションでは、NVMeストレージのみPCIe Gen 5.0をサポートすることができます。
しかし、ストレージにPCIe Gen 5をサポートすることで、AMDとPhisonが現在取り組んでいる次世代NVMe SSD Gen 5の採用率を高めることができる。
もう1つ、AMDが明言しなかったのが、B650マザーボードのオーバークロック対応だ。B650EとB650は、CPU(Ryzen 7000)とDDR5メモリの両方のオーバークロックをサポートすると聞いています。
上位のX670EやX670マザーボードと同じレベルのオーバークロックとは言えませんが、マザーボードが許容する最大限の能力までサポートされるでしょう。
B650とB650Eシリーズのマザーボードの違いは、それだけではありません。
AMD B650Eシリーズは、ミッドティアからハイエンドをターゲットにしているので、B650Eシリーズの価格はX670(Non-E)マザーボードと同じになるかもしれません。
その理由は、PCIe Gen 5リドライバを追加することで追加コストが発生し、さらに、そのドライバを搭載するためにPCB上に余分なスペースが必要になるからだ。
さらに、すべてのマザーボードが同じように作られているわけではありません。
上位の「E」シリーズマザーボードは、PCIe Gen 5.0プロトコルの信号強度を確保するために、より優れたPCBを採用しなければならない。
そのため、「E」と「Non-E」マザーボードでは、価格や階層に大きな差が生じることになります。
また、B650シリーズを含むAMD 600シリーズマザーボードは、MicrosoftのDirectStorage APIと連携するSmart Access Storageをフルサポートする予定です。
SmartAccess Storageでロード画面からゲームプレイへ
従来のゲーム・ロードでは、ゲームのデータを解凍するために、CPUが解凍とデータ転送を行う必要があり、レイテンシーが発生し、かなりのシステム・リソースを消費していました。
こうしたボトルネックを回避するため、AMDは、Microsoft DirectStorageをサポートする一連のテクノロジーであるSmartAccess Storageを開発しました。これは、Radeon GPU資産解凍とともに、Smart Access MemoryとAMDプラットフォームの新しいテクノロジーを活用し、ゲームのロード時間およびテクスチャ・ストリーミングの両方を向上させるものです。
AMDより
Computex 2022のキーノートで、AMDはわざわざ言及しなかったが、本当にRyzen 7000 Desktop CPUの600シリーズプラットフォームでEXPO (Extended Profiles for Overclocking) を提供することが確認できた。
リークですでに判明していることでも、AMDがまだ公開していない詳細がたくさんあるのです。
AMDは、今年後半のRyzen 7000 & AM5の正式発表に先立ち、もう1つのイベントを開催するようだ。
B650シリーズのマザーボードは2022年10月頃に、CPUと初期のX670ボードは9月の発売に向けて8月に発表される可能性があると言われています。
解説:
B650にも2種類ある?
B650もX670と同じようにB650とB650Eと2種類のチップが存在しているようですね。
違いはB650Eの方はPCIeX16スロットとNVMeスロット両方でPCIe5.0に対応しているということのようです。
一方でB650無印の方は前の記事を見るとNVMeだけで5.0に対応しているというようなことが書いてありましたが、どちらか片方だけの対応になるのかそれともNVMeだけで5.0対応になるのかははっきり確定できませんね。
発売時期も10月と言うことで、X570とB550のように発売日が離れて、後に出た廉価版のB550の方が有線LANの速度が速いなどとと言うことは無さそうです。
PCIe5.0の対応に関してはX670Eのみの対応になるのかなと思っていましたが、どうも違うようですね。
AM4もプラットフォーム自体が今年で5年目になり、かなり息の長いプラットフォームになります。
AM5もそうなる可能性が非常に高いですから、出始めの現在ではコストの関係でPCIe5.0対応を実装できなかったとしても対応できる道は残しておいた方が良いと思います。
X670とB650の仕様を見ると、AM4の時のように何度もチップセットを変えずに済むのではないかと思いますが、Zen5が出るとその性能をフルに発揮できる新しいチップセットが出るのでしょうね。
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