KDDIとグーグル・クラウド・ジャパン合同会社は、アパレル向けサービス「XRマネキン」を発表しました。店舗のサイネージやユーザーのスマートフォンなどを通して、店頭在庫がない商品でも360度自由な視点で確認することができます。今後はパートナー企業と実証実験を進め、実店舗への導入を目指します。
Google Cloudの「Immersive Stream for XR」活用、デバイスの性能を気にせず使える
KDDIは開発経緯について、「バーチャルで商品を表示するサービスは昨今広がりつつありますが、商品の素材感やサイズ感を確認できるほどの高精細な表現をするには、表示するデバイスのスペックに依存しています」とし、このような状況を受けてGoogle CloudのXR向けストリーミングサービス「Immersive Stream for XR」を採用したとのこと。これにより、クラウドレンダリングした映像をストリーミングすることで、利用するデバイスのスペックに依存しない、かつ高精細な「XRマネキン」の表示を実現しました。
KDDIはによれば「アパレル業界の店頭において、お客さまのニーズに応えるためさまざまなサイズ・色の在庫を常時取り揃えており、余剰在庫が発生している」「(XRマネキンを利用することで)サイネージなどで商品イメージを案内し、購入はECサイトに誘導することで、店頭では在庫を置くことなく販売することが可能になる」とのコメントしました。
この「XRマネキン」はこちらから実際に体験できます。
(参考)プレスリリース
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