<p>ウクライナ侵攻でロシア制裁 北方領土返還に影 元島民は | NHK政治マガジン</p><p>ロシアのウクライナ侵攻が、北方領土返還に暗い影を落としています。 「また故郷が遠のいた…」 元島民たちは憤り、危機感を募らせています。</p><p>ロシアのウクライナ侵攻が、北方領土問題に暗い影を落としている。ロシアが日本との平和条約交渉を中断し、元島民がビザがなくても故郷を訪問できる、いわゆる「ビザなし交流」の事業も停止すると表明したのだ。日本の制裁措置への報復とみられる。高齢の元島民たちは、もう故郷の土を踏め…</p><p>一方、北方領土については、領土問題を解決してロシアと平和条約を締結する方針は不変だとしながらも、今後の見通しについて「展望を申し上げるような状況にはない」というのが政府の公式見解だ。 現場で領土問題に携わる外務官僚たちの本音はどうなのか。 「ロシアは、もう『戦争犯罪国家』だし、プーチン大統領は『戦争犯罪者』。今後いったいどんな交渉ができるのか。普通に考えれば、もう交渉のしようがない」 「一方的に『交渉をやめる』と言ってきているが、こちらが対話の窓口を閉ざしたわけじゃない。この70数年、日ロ間で交渉できない時期は、これまでにもあった。今はこういう状況だが『ビザなし交流』だけでもやるべきだ」 「平和条約締結を目指す立場は一切変わってない。変わってないが… 交渉というのは双方がテーブルにつかなければ出来ない。なんとか局面が変わってくれれば」</p>