| ただし劇中の仕様とはやや異なり、その出自も明らかではない |
おそらくは2013年にも一度、別のオークションにて落札済み
さて、2002年に公開されたトム・クルーズ主演の映画「マイノリティ・リポート(P.K.ディック原作)」に登場した2054年型レクサスCSが5月に開催されるオークションに登場予定。
このマイノリティ・リポートは「(近年の007シリーズとともに)映画と工業製品のプロモーション」とを強く結びつけた作品のひとつで、劇中にはレクサスはじめGAPやブルガリなど様々なブランドの製品や広告が登場しています(その後、こういった傾向はマーベルの各シリーズ、トランスフォーマーシリーズでも顕著になる)。
そして劇中に登場したのがこのレクサスCSで、これはスティーブン・スピルバーグ監督が映画撮影のためにレクサスに持ちかけたものだといい、デザインはトヨタがカリフォルニアに持つデザイン拠点「キャルティ」のハラルド・ベルガー氏が担当したもの。
このレクサスCSは過去に何度か転売?
なお、出品リストに詳細の記載はなく(簡単な記載に留められる)、しかし見たところ2013年にRMサザビーズに出品され落札された個体と同じように見えますが、当時にあったボディのひび割れ等が修復され、その外観が回復されているようですね。
ちなみに車体は左右非対称。
車体左右にはドアが見えず、どうやって乗り込むのかは不明です。
ちなみにこちらが実際に映画に登場したレクサスCS。
参考までに「生体認証と自動運転機能を備える」「燃料電池で走る」という設定を持っています。
こちらはレクサスCSが登場するシーン。
工場内での完全自動生産という設定であり、その工場に逃げ込んだトム・クルーズが逃走用にとこのレクサスCSを拝借します。
これらを見ると、今回売りに出されているレクサスCSは劇中に登場したものとやや異なるようで、映画のプロモーションやプリプロダクションなど別の目的のために作成されたものかもしれません(ボディサイドやルーフのウイングなどに相違があり、レクサスのエンブレムも装着されていない)。
一応は「走行可能」だが
そしてこのレクサスCSにはシボレーのパワートレーンが搭載され、実際に走行可能なのだそう。
ただし公道走行可能な要件を満たしているとは考えられないので、合法に登録するのは難しそうですね。
レクサスは映画と強い結びつきがある
なお、レクサスはこのマイノリティ・リポートはじめ、数多くの映画にてタイアップを行っており、「ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017)」「MIB:インターナショナル」ほか、各マーベル作品にも登場しています。
ただ、この傾向はレクサスのみではなく、BMW、アストンマーティン、メルセデス・ベンツ、ダッジ、シボレー、ポルシェについても同様です。
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参照:Mecum
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