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『緑の天幕』リュドミラ・ウリツカヤ著、前田和泉訳(新潮社・4180円)ノーベル文学賞の有力候補とも目されるロシアの女性作家による700ページを超す大河小説だ。舞台は混乱に見舞われた20世紀後半のソ連、ロシア。音楽やカメラに魅せられたごく普通の幼なじみの少年3人と、同世代の女性3人が抱える葛…