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奈良公園の一角に見慣れぬ木が1本だけ立っている。春日大社参道から浮見堂のある鷺(さぎ)池にかけての浅茅ケ原(あさじがはら)と呼ばれる斜面である。 樹皮はスギに似ているが、大ぶりの葉はモミのようで先端がとがっている。幹は途中で二股になるが、胸高直径は30センチ程度で、樹高は約5メートル…