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<p>闇に消えたカツオ ~水揚げ額日本一の漁港で何が~|NHK</p><p>「水揚げしたカツオが消える」 漁業関係者の間で広まっていた噂 ”日本一の漁港”で一体何が 当事者が重い口を開いた</p><p>【NHK事件記者取材note】「水揚げされたカツオが消える」 長年そんな噂が流れていた静岡・焼津漁港。漁協職員らの逮捕でその噂が事実であったことが発覚、当事者が不正の実態を証言した。</p><p>「本人は不正に関わっていて、自殺しました。遺書の内容から、不正の責任を負わされそうになり、追い詰められたのではないかと考えています」 一方、告発で名指しされた職員の1人は、漁協の幹部に昇進していたことがわかった(取材当時/現在は解雇)。 私たちは何度も取材を申し入れたが、この幹部は当時「詳しいことはわかりません」と答えるにとどまり、それ以上は応じなかった。 会見の中で、調査委員会のメンバーの顧問弁護士は、漁協に組織的な問題があったと指摘した。 「計量の仕事を経験した人の多くが、不正に加担したことがあるのは事実だと思います。その職員が組織の中で上にいったときに、自分はやっていなくても、下がやっているのではないかということはわかると思います。聞き取り調査の中で『上に相談してもむだだ』と言った職員もいますし、何人もの職員が『隠蔽体質がある』と話しています。組織として問題があったことは間違いない」 数十年にわたって繰り返された不正。関係者によると被害総額は数十億円にのぼるともいわれている。</p>