| 作成したのはロータス、ボルボの親元である吉利汽車 |
これまでのLynk&Coと大きく異る作風ではあるが
さて、中国の自動車ブランドの中でもぼくのイチオシなのがLynk&Co。
これはボルボやロータスの親会社、吉利汽車が展開するブランドですが、今回中国のファッションブランドinxxstreetとのコラボレーションにてなんとも未来的なクルマのレンダリングを公開しています。
この作品はLynk&CoのSUV、「05」をベースとしたもので、車高を落とし、そしてあまりに前衛的なエアロパーツが装着されることとなっています。
ちなみにノーマルのLynk&Co 05はこんなクルマ。
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現時点では実際に市販されるのかどうかは不明だが
なお、このレンダリング作品が「レンダリングのままにとどまるのか」「実際に市販されるのか」は明かされておらず、しかし現地メディアではLynk&Co 05と同じ2リッターターボエンジン(250~258PS)と搭載し、8速オートマチックもしくはマニュアル・トランスミッションを積むという予測まで出ているので、けっこう実現度が高いのかもしれません。
面白いのは、Lynk&Co 05が曲線を多用しているのに対し、このレンダリングでは直線を用いて車体を構成しているということで、Aピラー~ルーフ、ドアの一部を除くと「ほぼ直線」。
なんとなくランボルギーニ・ウルスっぽくも見えますね。
フロントにはラリー用っぽいホイール、リアにはおそらくフルカバーが装着されたホイールが取り付けられ、前後フェンダーにはLEDランプが仕込まれて未来的な雰囲気も。
テールパイプは極端に大きな「クワッド」を採用しています。
参考までにですが、つい最近、中国の大手自動車メーカー、長城汽車が「メカドラゴン」なるカクカクしたスポーツカー(のようなもの)を発表していて、中国ではこういったメカメカしいものを好む人も少なくはないもよう。
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なお、このLynk&Co 05については、Khyzyl Saleem氏が作成する、一連の未来派レンダリング(下の画像)の影響を色濃く受けているようにも感じられます。
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吉利汽車は「ピックアップトラック」に参入
そしてこの吉利汽車(Geely)はそのラインアップを拡大しており、「レーダー(RADAR)」というサブブランドにてピックアップトラックを投入する予定だと報じられています。
このクルマのキャッチコピーは「多様化する新しいアウトドアライフ」で、エレクトリックパワートレインを搭載したハイエンドピックアップトラックとなるそうですが、ここ数年中国ではピックアップトラックへと注目が集まっており、その理由の一つが「中国の各都市が、市内へのピックアップトラックの乗り入れを解禁したから」。
これまでは市内へとこういったピックアップトラックが乗り入れることを禁じており、その理由は「美観維持のため」だと聞いたこともあるものの、最近のピックアップはむしろ商用としてではなくレジャー用としての高級ピックアップといった性格を持っており、このような傾向を考慮しての「解禁」なのかもしれません。
なお、中国では現在キャンプ市場が拡大しており、2021年には299億元、2022年には354億6000万元にまで拡大すると見られ、これにあわせてキャンピングカーやSUV、トラックも大きく販売を伸ばしていると言われます。
すでに中国では、こういった動きを見通し、高級ピックアップトラックとしてSANY、Foton Tunland EV、Dongfeng Rich 6 EVといったモデルが登場しているようですが、今までにないピックアップトラックのコンセプトカーもいくつか登場していて、もしかすると予想外の盛り上がりを見せるかもしれません(テスラ・サイバートラックも大人気となるかもしれない)。
とにかく火がついたときの中国の勢いは手のつけようがなく、ここ1~2年の中国はピックアップトラックブームに沸くことになるのかもしれませんね。
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参照:CarnewsChina, 36Kr
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