| エンジンは空冷4リッター・フラットシックス、トランスミッションは6速マニュアル |
前後バンパーにはメタルモールのクラシック仕様
さて、空冷ポルシェ911のレストモッドで知られるシンガー・ヴィークル・デザインが最新の作品である「ワイオミング・コミッション」を公開。
シンガーは通常、自社がレストモッドしたクルマを(拠点のある)ロサンゼルス郊外で撮影することが多いのですが、今回は珍しくビーチにて撮影を行っています。
なお、このワイオミング・コミッションのボディカラーは「オスロブルー」、インテリアは「コニャック」とのことで、シンガー・ヴィークル・デザイン製のポルシェ911にしては珍しく、サイドにはストライプや「PORSCHE」文字が入っていないようですね。
シンガー・ヴィークル・デザイン「オスロ・コミッション」はこんな仕様を持っている
そこでこのオスロ・コミッションの細部を見てゆきたいと思いますが、ボディワークはほかの個体同様にカーボンファイバー、そしてワイドフェンダー。
燃料タンクのキャップはフロントフード上に露出する仕様です。
前後バンパーのモールはチタンカラーにブラックのインサート、バンパレットも同じ意匠という「クラシックな仕様」ですね。
エンジンフードはダックテール、リヤの「PORSCHE」文字はステッカーではなく立体的なバッジです。
エキゾーストシステムはフルチタンのスポーツスペック。
テールパイプには一部「焼け色」が入ります。
エンジンフードのルーバーもチタンカラー、そして「4.0」バッジ、さらにその下には透明のパネル。
「Singer」は立体のニッケル製バッジ、そしてその下の「REIMAGINED」文字はゴースト仕様のステッカー。
エンジンは空冷フラットシックス、そしてインテークはセラミックプラナムフィニッシュにて仕上げられ、トランスミッションは6速マニュアル、駆動輪は後輪のみ。
エンジンベイにはキルト加工が施されたレザーが張られます。
ちなみにオイルフィラーキャップは右側のリアフェンダー上に設けられており、キャップは無垢のアルミからCNC加工にて削り出したもの。
サンルーフも装着されるという珍しい仕様です。
シンガー・ヴィークル・デザイン「オスロ・コミッション」のインテリアはこうなっている
そしてこちらはポルシェ911「オスロ・コミッション」のインテリア。
コニャックをベースとした編み込みレザーを使用しています。
編み込みレザーを拡大するとこう。
緻密な計算によって(千鳥格子のような)柄が表現されていることがわかりますね。
シートは電動8ウェイ「コンフォート」。
トランスミッションやセンタートンネルはざっくりとした質感を持つカーペットで覆われ、フロアマットにはコニャックレザーのエッジも。
リアシートも同様の意匠にて仕上げられ、ロールケージは「ナシ」。
全体的に見て快適仕様となっているようですね。
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