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<p>【詳しく】「クアッド」とは? 中国にどう対抗? ねらいは? | NHK</p><p>【詳しく】「クアッド」とは? 中国にどう対抗? ねらいは? #nhk_news</p><p>【NHK】日本とアメリカ、オーストラリア、それにインドの4か国でつくる「クアッド」の首脳会合が24日、バイデン大統領の訪日に合わせ…</p><p>オンラインも含めると、4回目となる今回の首脳会合。ワーキングランチが行われる会合は初めてで日本政府は、個人的な信頼関係を深め、結束や連携を確認する場としたい考えです。 また、ロシアによるウクライナ侵攻が続くなか、日本外交の基軸となるアプローチ、「自由で開かれたインド太平洋」の価値が重要な局面を迎える中でのタイムリーな会合だとしています。 覇権主義的な動きを強める中国などを念頭に、法の支配に基づく国際秩序を維持するとともに、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた取り組みを一層推進していく方針を確認するねらいもあります。 ウクライナ情勢をめぐっても意見が交わされる見通しで、岸田総理大臣は、3億ドルの追加の借款など日本の対応を説明し、G7=主要7か国などと連携して支援を継続していくことを強調する方針です。 ただ、インドは長年のロシアの友好国であり、ロシアへの制裁を強める欧米などとは一線を画していることから、今回の軍事侵攻も念頭に世界のいかなる地域でも力による一方的な現状変更は認められないという認識を共有できるかが焦点となりそうです。一方、4か国で進めるワクチンをはじめとする新型コロナ対策など6分野の作業部会での議論の進捗状況を確認し、さらなる協力に向けた話し合いも行われる見通しです。 オーストラリアのねらいは? オーストラリア政府がおととし「新型コロナウイルスの発生源を解明するための独立した調査が必要」との見方を示したのに対し、中国は強く反発。オーストラリアからの輸入品を制限する措置を相次いでとりました。 さらにことし4月には、中国が、オーストラリアの北東およそ2000キロに位置する南太平洋の島国、ソロモン諸島と安全保障に関する協定を結んだことが明らかになりました。 中国が太平洋地域で影響力を拡大させる中、オーストラリアとしては、アメリカや日本に加えて、地域で経済的にも軍事的にも存在感を高めているインドとの連携が、中国と対抗していく上で今後のカギを握ると考えているのです。 インドのねらいは? 経済的な結び付きは強いものの、国境が画定していない地域をめぐって長年対立していることや、中国がインドの周辺地域で軍事的・政治的・経済的な影響力を拡大させていることなどが理由です。 ただ、大きく異なるのは表向きはほかの3か国のような、いわゆる「対中包囲網」とは一線を画していることです。 インドはどういう立場なの? クアッドでは「包摂的」ということばを強調し、対外的には「特定の国に対抗するものではない」としています。 これは、環境問題や多国間の枠組みでは中国と協調する場面もあることや、クアッドが同盟関係のように受け止められたり、東南アジアを含む周辺地域に必要以上の緊張が生じたりしないよう配慮していることがあるとみられます。 経済成長が続き、中国に匹敵するおよそ14億人の人口を抱える核保有国・インドは、大国の思惑に左右されずに自分のことは自分で決める「戦略的自律性」を維持しつつ、中国に向き合おうとしています。 これに対してアメリカは?</p>