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 今回のバス停散策は江東区にある「大島一丁目」をご紹介する。大島一丁目は都営新宿線の西大島駅から1つ南側のバス停で、停留所を降りて2分ほど歩くと目的の工場にたどり着く。ここで作られているご当地駅弁とは? 併設される売店で出来立て駅弁の購入もできる。

文/写真:小野寺利右
編集:古川智規(バスマガジン編集部)


大島一丁目は多くの系統が停車する

 「大島一丁目」は近くに都営新宿線の西大島駅はあるが1つ南側のバス停だ。西大島駅には「西大島駅前」バス停があるので、きめ細かい停車ができる路線バスならでは。とはいえ総武線の亀戸駅や錦糸町駅、本数はあまり多くないが両国駅からもアクセス可能なので、やはりバスのほうが便利だ。  

亀29系統以外にも多くの系統が停車する

 大島一丁目は明治通り沿いの大幹線にあるので停車する系統は実に多彩で「両28」「亀23」「亀29」「都07」「錦18」「錦28」、そして曜日により「急行05」も停車する“バス停銀座”だ。

 明治通り側の停留所を降り、釜屋堀通りを西に歩いて2分程度で目的地に到着。外観は工場というだけあり、いかにもソレらしい。また売店を併設しているので購入が可能だ。

江東区でシウマイ弁当?

  さて、その買えるモノとは何なのか。みんな大好きあの「シウマイ弁当」だ。あれ? 横浜では? と指摘された方は正解だ。しかし東京にも工場がある。そのご当地なのだ。調製地はパッケージに記載があるので、横浜で作られたものなのか、東京工場製なのかは見ればわかる。

崎陽軒のシウマイとシウマイ弁当

 崎陽軒は初代の横浜駅構内の売店として1908年に開業した。最初は雑貨や食料を販売していたが、1928年にシウマイを開発し発売した。シウマイ弁当が誕生したのは1954年のこと。 その後に五反田にあった東京工場を1995年に江東区に移転した。

毎日が駅弁大会?

 東京工場には崎陽軒の「大島売店」が併設されているので、もちろん購入は可能だ。今回はそれが目的でもある。東京の下町で本物の、しかも出来立てシウマイ弁当が購入できるのは地元の知る人ぞ知るである。

崎陽軒大島売店

 ランチやお土産で購入する姿も見られ、東京駅や横浜駅まで行かなくても食べられるので毎日が駅弁大会だ。城東地区の方、あるいは乗りバスの際や付近に御用の際は訪ねてみてはいかがだろうか。シウマイ弁当目的での乗りバスだったもちろんアリだ!!

投稿 東京のご当地駅弁ってナニ? 知る人ぞ知る都営「大島一丁目」にある駅弁製造工場に向かう自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。